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好きになって…。20





お腹の赤ちゃんが女の子だと分かって、
司は名前を考え始めた。


そして、お休みの日はデパートに
あたしのマタニティウエアを買いに行った。


ワンピースを着てたら妊婦だと分からなかったんだけど、
それそろお腹が苦しくなってきたんだ。

司が沢山買おうとするのを引き止め、
会社に着ていけるものと普段着を
それぞれ数点ずつ購入した。


そのまま、赤ちゃんの服を見てみる事に…。


「わぁ、可愛い。こんなに小さいんだ…。」

「へぇ〜。どのみち必要だし買うか。」

「でも、何がいるかわからないし…。」


司が店員さんを呼んで、
話をすると出産時に必要なもののリストを
持ってきてくださった。
それを元に、気に入った肌着や服を少しだけ購入した。




**


買い物が終わって、ご飯を食べに和食のレストランに入った。


「つくし、そろそろ会社に報告するか?」


前に、市川社長の誕生日パーティーに出てから
一部の人は司とあたしの関係を知っている。

会社では、まだ報告してなくて…
司は女子社員に人気だから躊躇していたんだ。


でも、お腹も出てきたしそろそろ公表しないとダメだよね。


「うん、でも大丈夫ですか?」

「俺から言っていいか?つくしが困るような事はないから。」

「はい。よろしくお願いします。」



「それからさぁ、かなり砕けてきたけど敬語で話すのやめてくれないか。」
「えっ!?」


「会社じゃねーのに距離を感じるから。」
「は…、あっ、うん。わかった。」


「そうそう、その調子。」


お互いの気持ちが通じ合いい、
急に距離感が近くなって照れてしまう。


「ねぇ、司はいつかは道明寺HDに戻るんだよね?」

「ああ。1〜2年のうちには戻るかもな。」
「そっか…。」

「その時は、つくしも連れて行くから心配するな。」


心配って言うけど、そんな簡単に…。

でも前に会った時に司のお母さんにも言われたっけ。



**


司が外回りをしてる時に、社長に呼び出された。


なんかしたっけ?


ドキドキしながら社長室に行くと、先客がいた。
先客は、司のお母さん…道明寺HDの社長で、
言葉も出ないぐらい固まってしまったあたしに、
優しく声をかけてくださった。


「あなたがつくしさんね。
司が中々紹介してくれないから、会いにきたのよ。」


そこで色々な話をして、
子供が生まれるのを楽しみにしてると言ってくださった。


「あなたがお嫁に来るのは歓迎するわ。でもね…」


司は小さな頃から英才教育を受けて、
教養もマナーも完璧だから、
あなたも自分が困らないように少しずつでいいから
マナーなどのレッスンを受けなさいって言われた。


一般家庭で生まれ育ったあたしなんかを
すんなり受け入れてもらえるとは思ってなかったから、
嬉しくて、

「よろしくお願いします。」

と即答していた。


お母さんも一般家庭の出身らしく、
当時は苦労も多かったらしい。

時代が違うから、
昔ほどじゃないけどもあれこれ文句をつける人がいるから、
困ったことがあればいつでも連絡してね…と
名刺にプライベートの連絡先を書いてくださった。





いつも応援ありがとうございます!

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司くんの知らないうちに楓さんと対面です^ ^

明日で、ラストになります。


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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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