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6月の花嫁 ♡3






契約が無事に締結された。


メープルのブライダルの提案をしていきつつ、
うちのお客様の結婚式の際にもメープルが使えるようになった。


あたしは、道明寺の携帯に連絡する事もなかった。


あの時に道明寺と再会したのは、
雨の日にあたしから別れを告げて以来。


あれからすぐに道明寺はNYに渡ったと聞いた。
あいつのお母さんと約束したからとは言え、
酷い言葉を投げつけたあたしに連絡するなんて出来ないよ。






**


俺がNYに渡って9年。


幸せの絶頂だった時に牧野に振られて、
放心状態だった俺は
ババァに言われるがままにNYに渡った。


割りとすぐに、ババァから牧野と交わした契約を知らされた。

すぐにでも日本に飛んで帰ろうとした俺だったが、
ババァの話で留まった。


「自分のすべき事をしなさい。そうね…10年で副社長にならなければ、私の勧める女性と結婚してもらおうかしら。」

「…ってことは、10年以内に副社長になれば誰と結婚しても文句は言わないってことだよな。」

「そうね。」


そこから俺は我武者羅に大学に仕事に取り組み、
少しずつだったが俺のしていることが認められるようになってきた。


大学を卒業してからは大きな案件を成功させていった。


ようやくNYに渡って9年目に入った所で
副社長に就任出来ることになった。



ようやくだ…。



内示を聞いて、一人執務室でガッツポーズをした。


牧野に振られて、ババァから事実を教えられから、
牧野の動向をずっと追っていた。

大学に進学を止めようとする彼女を引き留めるため、
俺の稼いだ給料から奨学金を出して大学に行かせた。


三条と一緒に会社を起こす時には
あいつらと一緒に出資をした。


そこからは彼女たちは自力で少しずつ会社を大きくしてきた。


今回のメープルとの提携には俺は手を出してないが、
俺の帰国の直後という絶妙なタイミング。


契約の日に顔を出すことにした。


ビジネスの場だから、他人行儀に接してくる牧野。


貼り付けたポーカーフェイスを崩したくて、
プライベートの番号を書いた名刺を渡した。

驚いた表情をして受け取ったが、
その後待てど暮らせど連絡が来ない。




いつも応援ありがとうございます!



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コメント

コメント(3)
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2019/06/12 19:36 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
そう、9年なんです…。
司くんも副社長になるには沢山苦労もしただろうなと思って。

そして、その間もつくしちゃんは頑張って会社を立ち上げて
自立した女性になってました。
司くんが、陰ながら手助けしてたのはつくしちゃんは知りません(^-^;
みんなの前から姿を消す方が、つくしちゃんらしい気もするんですが、
こんな感じもアリかなぁ〜。

つくしちゃん、このままだったら絶対に連絡しませんよね。。
でも、連絡しなきゃ始まらないし…(*゚▽゚)ノ
次のお話で、距離が近づきますよ(≧∀≦)

くるみぼたん

2019/06/13 07:56 URL 編集返信
くるみぼたん
拍手コメント no○○様
雨の日のお話が出てきたのは、このお話なので…(*´∀`*)
別れてしまった二人だけど…ちゃんと理由を知って
仕事を頑張って地位を得た司くんに頑張ってもらおうと
思っています(^-^)v

くるみぼたん

2019/06/13 08:06 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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