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6月の花嫁 ♡9






平日に結婚式や打ち合わせが入ることはあまりないので、
事務作業や週末の式の準備をしている。

サービス業だから、休みも交代で平日に取ることが多い。




久しぶりのお休み。


結婚してから忙しい優紀から

「ミュージカルのチケットをもらったんだけど一緒に行かない?」

と誘われあたしの休みに合わせて会う約束をした。



待ち合わせのカフェに入ると、奥の席で優紀がヒラヒラと手を振っている。


「ごめんね。待った?」
「大丈夫。久しぶりにカフェに来るから張り切って早く出ちゃったの。」

「毎日大変なの?」
「覚えることは沢山あるけどね。家元夫人もゆっくり覚えていったら大丈夫って言ってくれてるから、頑張りすぎないように頑張ってる。」


優紀は、西門さんと付き合い出すより前に
お稽古に通ってた頃から家元夫人に気に入られてたんだよね。


「ふふふっ。優紀は家元夫人のお気に入りだから…。大事にされててよかった。」


カフェ特製のパンケーキ…優紀はベリー、
あたしはバナナチョコと飲み物をオーダーした。


「つくしは?最近どうなの〜?」
「ん、相変わらずだよ。」

「仕事じゃなくって恋愛の方。」
「そっちも、相変わらず。……あ、でも取引先の人にプロポーズされた。」

「えっ、何その話??」


食い気味の優紀に笑っていると、パンケーキが運ばれてきた。


「パンケーキなんて久しぶり!!分厚いね。」
「優紀がハーブティーなんて珍しいね。」

「実は、妊娠したの。もうすぐ5ヶ月なんだ。」
「わぁ〜、おめでとう!!体調はいいの?」

「つわりもあったんだけど、最近は治まってすっかり食い気に走ってるよ。」
「そっか、だからSP二人もついてるのね。」


「それよりも〜、つくしの話聞かせてよ。」


受けるつもりは無いんだけど、
取引先の一ノ瀬さんって人にずっとご飯に誘われていて、
断ってたら何故かプロポーズされたって話をした。


「その人ちょっと危なくない?断るんだったら気をつけてね。」
「優紀もそう思うんだ…。」

「も…って誰かに言われたの?桜子さん?」
「違う…道明寺。」

「道明寺さん!?そう言えば帰ってきたんだよね。もう会ったんだ…。」

「最近メープルとも提携するようになったんだ。契約の時に会って、この前ご飯も食べに行った。」
「で、どうだった?」


話を聞きながらパンケーキを食べ終えた優紀は、
またもや食い気味に聞いてくる。


「どうって…。」

「まだ好きなんでしょ?」
「……うん。でも無理だよ。」

「どうして?」
「だってあたしが酷い言葉を投げつけてフったんだよ。今更好きですなんて言えないでしょ。」

「道明寺さんはどんな感じだったの?」
「んー、一ノ瀬さんのことを話したら、俺にしとけって言われたけど、きっと冗談だと思うんだ。」

「そうかなぁ〜。」

「あっ、そろそろ時間じゃない?劇場に行かなきゃ。」
「あっ、逃げた。またちゃんと話聞かせてよね。」



ミュージカルを観に劇場に移動した。
ミュージカルはディズニーの「アラジン」で、
子供の頃から大好きで映画を何度も観てたから、
歌もストーリーもすっと入ってきて、時間も忘れて見入っていた。




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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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