FC2ブログ

6月の花嫁 ♡10






ミュージカルが終わって、
劇場を出ると西門さんが優紀のお迎えに来ていた。


「西門さん、久しぶり。赤ちゃんおめでとうございます。」
「サンキュ。」

「ますますラブラブだね。」


「牧野司に会ったんだって。」
「ゔっ・・・」


なんで西門さんも知ってるかなぁ。
道明寺と別れた理由だって知ってるから
態々道明寺のこと言わなくてもいいのに…!


「野獣の相手は牧野しか出来ないからよろしくな。」

「なんであたしがあいつの相手をしなくちゃいけないのよ!」
「まぁ、そのうちわかるんじゃねーの。」


「つくし、送っていくから一緒に乗ってって。」
「ありがと。」


今日は午前中に買い物も済ませちゃったから、
お言葉に甘えちゃおう。

リムジンに乗り込み、一息ついていると、


「つくし、取引先の人にプロポーズされたんだって。」
「マジか?物好きがいるんだな。」


肩を震わせて笑っている。


「ちょっと失礼じゃない!」
「悪りぃ。それで受けるのか?」

「受けるわけないでしょ。付き合ってないんだから。」

「そいつちょっとヤバくないか?断った後にストーキングされないように気をつけろよ。」


「西門さんもそう思うんだ…。」
「普通そう思うだろう。」

「そっか…。」


「牧野、おまえホント変なやつ引き寄せるよな。」


そうだった…。

大学3年生の時、ゼミが一緒の同級生に
ゼミ以外でもよく合うなぁと思ってたら、
あたしとその同級生か付き合ってるなんて噂が勝手に流れてて、
ある日バイトから帰ったら部屋にいたんだった。

偶々、夢子さんのスイーツを持ってきてくれた
美作さんが来たから良かったんだけど…。


あの一件で、今のマンションに強制的に引っ越しさせられたんよね。

そういえば、あの同級生すぐに大学辞めちゃだらしいんだけど、
その後どうなったんだろう…。


マンションの前に車が到着し、
西門さんがオートロックのエントランスまで送ってくれた。


「ありがとう。」
「おまえマジで気をつけろよ。」
「うん。わかってるって。」


そんなに危なっかしく見えるのかなぁ。
ちゃんと注意してるんだけどな。





**

休み明け、オフィスで事務作業をしていると、
一ノ瀬さんが大きな紙袋を持って尋ねて来た。


「牧野社長、昨日お休みだったんですね。昨日も寄ったんですけどいらっしらなかったので。」

「あ、はい。今日は納品ですか?」

「いえ、牧野社長に見せたいものがあって。」


ガサガサと紙袋から大きな家の模型を取り出した。


「これ、二人の新居なんですけどどうですか?
牧野社長の希望があれば変更していこうと思ってるんですけど…。」

「えっ、ちょっと待って下さい!!
私、まだお返事してませんし、
それに一ノ瀬さんと結婚するつもりはないので
お断りさせていただきたいんです。」

「照れなくていいですよ。
それに、一度や二度の浮気で揺らぐような気持ちじゃありませんから。」



一ノ瀬さんが胸ポケットから取り出した二枚の写真には、
あたしと道明寺、あたしと西門さんが写っているものだった。




いつも応援ありがとうございます!

---------------------
地震のあった地域の皆様、大丈夫でしょうか?
まだ余震も続くと思うので気をつけてください。
そして、これ以上被害が拡大せず一日も早く復旧できますように。。

関連記事

コメント

コメント(2)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

-

2019/06/20 05:57 編集返信
くるみぼたん
スリ○○○○○○様
そうなんですよね。
つくしちゃんの優しさは、勘違いしてしまう人が
いっぱい居ますよね(>_<)
自己評価が低いからなのか、自分に対する好意に関しては
かなり鈍いんですΣ(・□・;)

司くんに関しても、思い込みが激しいので…(-_-;)
自分の気持ちに素直になったらいいのにね…って
思ってしまいます(←書いてる自分が言うのかい^_^;)

一ノ瀬さん…かなり怪しい動きをしてます。。
波乱を巻き起こしてしまうのかな。

題名通り6月中に終わらせたいんですが…
無事に終わるかな(=´∀`)

くるみぼたん

2019/06/21 07:52 URL 編集返信
コメント投稿
非公開コメント

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ