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6月の花嫁 ♡11

2019.06.20 09:00|6月の花嫁《完》





「ヒッ!!な、なんで…。」

「婚約者なんですから、当然の事です。」

「た、だから婚約者じゃありませんって!!」


この人話が通じない。。


みんなお昼に行っちゃったから、
オフィスに残ってるのは女子社員二人だし、どうしよう…。


その時、佐藤さんが慌てた様子でオフィスに戻ってきた。


「社長、メープルでトラブルです。
先方から社長に至急対処してほしいと言われてます。
下に車を停めてあるので直ぐに向かって下さい!!」

「わかった。佐藤さん、後はお願い。」


荷物を持って、オフィスを出てビルの前に停まってあった社用車に乗り込むと運転席には小林くん。


「社長、大丈夫ですか?
取り敢えず30分ぐらいウロウロしますね。」

「えっ、トラブルだって…。」

「嘘です。俺と佐藤さんがオフィスに入ろうと思ったら、
一ノ瀬さんがいて怪しい雰囲気だったから、
社長救出しようと考えました。」


「ありがとう。助かった。
でも、普通小林くんがオフィスに入ってくる役じゃないの?」

「俺もそのつもりだったんですけど…
ああ見えても佐藤さん武術や護身術に長けてるんですよ。
だから佐藤さん自ら買って出てくれました。」


「そ、そうなんだ…。」


10分ほどしたところで、小林くんの携帯が鳴り、
イヤホン越しに二、三言話して電話は切れた。


「もう一ノ瀬さん帰りましたって。
もう来ないと思いますが、
しばらくオフィスでも一人にならないで下さいね。」

「うん。ありがとう。」


オフィスに戻り、佐藤さんにもお礼を言った。



その後は、なんだか憂鬱な気持ちで仕事をして定時であがることにした。


あの会社の担当を代えてもらわないとな。

桜子に相談してみよう。


電車に揺られて、最寄駅に着くと改札を出るときに声をかけられた。


「牧野さん、こんばんは。」

「あれっ、高橋さん。帰りにお会いするのは初めてですね。」

高橋さんは、同じマンションに住んでて、
偶然隣のビルで働いてるって言ってたな。


「夕飯何にするか決まってます?」

「作り置きしたものを適当に食べようかと。」

「牧野さん、偉いなぁ。私なんかコンビニが大半ですよ。
ちょっと寄って行っていいですか?
最近物騒らしいから一緒に帰りましょう。」

「私もチーズケーキ買って帰ろうかな。」

「あーあれ美味しいですよね。」


高橋さんとコンビニに寄ってからマンションに帰った。




いつも応援ありがとうございます!


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コメント

拍手コメント no○○様

いやぁ〜、いつも私なんて足元にも及ばないほどの文章力に
惹きつけられています。
いつも予想を遥かに超えて来たり、全く予想外の展開だったり…。

このお話で一ノ瀬さんはかなりヤバイです(ー ー;)
つくしちゃんの周りには、素敵な人達に囲まれていますからね。
司くんも気づいてるからどう出てくるのかな…。

拍手コメント アー○○○○○○○様

コメントありがとうございます。

一ノ瀬さん、つくしちゃんに付きまとってますね。
つくしちゃんが断ったにもかかわらず、自分の意見を押し通そうとしてますからね。

小林くんに佐藤さん…
なかなか鋭いです(*^▽^*)
予想はほぼほぼ合ってますが、ちょこっとだけ違います。
そして一瞬のマンションに住んでるのは別の方です^ ^
少し前の話の類くんの言葉を参考にしてみて下さいo(^-^)o
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
文才もなく、のんびりペースですがよろしくお願いします。

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