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6月の花嫁 ♡13






B社はメープルから紹介されたらしく、
扱っている商品は一ノ瀬さんの会社とほとんど同じだった。


担当者が帰られてから、社内で検討する事に。

条件面ではB社の方がいい。


桜子も、一ノ瀬さんの一件もあるから
B社に変えましょうと言っている。

以前よりも少ない数で納品してもらえるから、
お客様のニーズにもより細かく対応していけるし、
狭い社内に在庫を置いておかなくていいからと、
B社と取引をする事を決めた。




**


牧野に付いてるSPから、
会社にプロポーズをしたと言う一ノ瀬って言う男が
牧野の前に現れたと報告を受けた。


生憎俺はNYでのプロジェクトで10日間は動けない。

昔だったら、全てを捨てて牧野の所に行ってたな…なんて思いながら、
自分の立場を考えて行動している自分に笑った。

NYから帰ったら牧野と食事にでも行くか…
と急ピッチで仕事を片付けていたのだが、
そのままシンガポールに飛ぶ事になった。


結局2週間日本を離れていた。


飛行機の中で、再び男が牧野と接触したと報告があった。

白昼堂々と連れ去ろうとしたらしい。
男の会社と手を切れるように、
同業のB社に変えるように仕向けていたのに一足遅かった。


あいつに付いているSPのお陰で事なきを得たが、
どうにかしないとな。

道明寺のSPに一ノ瀬の追跡をさせたが、
会社を無断欠勤しているらしく、自宅にも戻っていない。

類たちが付けているSPに加え、
道明寺からも数名派遣し
牧野の会社や自宅周辺の警護を強化した。



そして、日本に到着したそのままの足で牧野の会社に行くことにした。



20時過ぎ、まだ会社にいるらしいのでアポも取らずに行くと
「どうしたの」なんて驚いていた。


「飯食いに行こうぜ。」

「道明寺HDの副社長って暇なの?」

「馬鹿言うなよ。さっきまで、2週間NY〜シンガポールだったんだぜ。」

「だったら、家でゆっくりすればいいのに…。」

「自分の時間をどう使ってもいいだろ。」

「んー、わかった。もうちょっとで終わるから待ってて。」


そう言って、俺の前にコーヒーを置いた。


真剣にパソコンに向かってキーボードを叩いている牧野。


普段は隙だらけなのに、出来る女って感じ。
前にも思ったが、綺麗になったよな…。


変な奴もウロついてるし、早く取り戻さないとな。
そんな事を考えていたら、
パタンとノートパソコンを閉じてUSBを抜いて片付けを始めた。


「終わったのか。」
「あ、うん。」
「じゃあ、行くか。」


「小林くん、佐藤さん、先に上がらせてもらうね。」
「俺たちももう終わりますから。お疲れ様でした。」
「社長、羨ましいですけど楽しんで来て下さいね。」


女の方は、鼻にかかった甘えた声を出しているが、
こいつら両方ともSPだろ。

二人に視線を送ってからオフィスを出て、
牧野をエスコートしながら少し歩いた。

道明寺のSPの他に、この女とこっちの男が付いてるのか…
周りを一通り確認してからリムジンに乗り込んだ。


「ねぇ、どこに行くの?」
「まだ考えてないけど、何食いたい?」

「あたしお昼食べそびれちゃったんだよね。
だからガッツリ食べたいから高級な所はナシにして。」

「了解。じゃあ、あきらに教えてもらったバーでいいか?
飯も美味いらしいから。」

「うん。」


車で10分ほどのバーを目指した。




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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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