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結婚式までの日々 ④ 『6月の花嫁』番外編






ママに連絡したら、パパも仕事から早く帰ってくる日だからと言っていたので、夜に実家に行くことにした。

結婚することになったから
相手を連れて行くねって言ってたけど、
玄関にあたしと一緒に現れた道明寺を見て
あんぐりと口を開けていた。


「ママ、上がっていい?」
「ああ、そうね。狭いですけどどうぞ。」


居間にパタパタと小走りで向かいながら、


「パパ!大変よ。玉の輿よ、た・ま・の・こ・し。」


なんて大声で言っていた。


「ククッ、おまえの親面白いな。」


もうっ、恥ずかしいんだから…。


道明寺は、以前に道明寺のお母さんがした事を謝罪して、
あたしと結婚させてほしいと言ってくれた。


「つくしはそれでいいの?」
「うん。あたしも道明寺と結婚したい。」

「だったら何も言うこと無いわね?パパ。」
「そうだね、ママ。」

「ありがとうございます。」


頭を下げた道明寺を見て、ママがニンマリと笑っている。


「道明寺さんは見れば見るほど美形だわ〜。2人の子供が楽しみね。」
「ママっ!」

「あら、本当のことじゃない。」
「子供は自然の流れに任せようと思ってます。」

「そうね。新婚さんだし、しばらく2人がいいわよね。
道明寺さん、よかったら夕飯食べて行って。今日はお好み焼きなのよ。」

「はい、ぜひ。」


こんな日にお好み焼きを準備するママは
とってもらしいんだけど、
道明寺に迷惑じゃないのかなぁ。


そんな事を考えてたのが伝わったのか、
「お好み焼き好きなんだ」と耳打ちしてくれた。


道明寺は、すっかりうちに馴染んでお好み焼きを3枚も食べていた。


帰り道のリムジンの中でさっきの疑問を聞いてみた。


「道明寺ってお好み焼き食べたことがあったの?」

「ああ、子供の頃姉ちゃんが作ってくれたんだ。」

「へぇ〜。今日は普通に豚肉だったけど、
昔なんかお肉の代わりに竹輪なんてことしょっちゅうだったよ。」

「なんだそれ?」

「竹輪知らない?魚の練り物。まぁ、食べたことないか。」

「ねえな。」

「また、機会があったら食べさせてあげるよ。」

「ああ。」


道明寺がお好み焼き好きって意外だったな。


また作ってあげようかな。。


リムジンが到着したのは、あたしのマンションの前だった。


「送ってくれてありがとう。じゃあ、おやすみ。」


リムジンから降りようとすると、そのまま道明寺もついてくる。


「部屋まで送って貰わなくても、もう大丈夫だよ。」
「今日は、牧野んち泊まるから。」

「えっ、な、なんで?」
「おまえなぁ。なんでって、もう離れる訳ないだろ。」

「あっ、そうなの?」
「はぁ〜。邸の改装が終わるまでは、ここでいいだろ。」

「ほら、道明寺の服も無いし…ね。」
「スーツぐらい届けさせるから問題ねーって。」


その日から、結婚式まであたしたちはあたしのマンションで一緒に暮らすことになった。





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明日は、番外編をお休みして、七夕のお話をUPします^ ^


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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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