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17歳の約束 5






「牧野って彼氏いないのか?」

「先輩、その質問セクハラですよ〜。
でも、彼氏がいたら今頃結婚してる年齢ですよ。」

「そうか。」


ここは攻め所だろ。


「牧野の理想ってどんなんだ。」

「ん〜、優しくて頼りになって面白くてあたしが素でいられるひと…かな。」

「そんなこと言ってるから、結婚できないんじゃねーの。」

「わぁ。先輩、相変わらず酷いなぁ。」


飯を食いながらも、頬を膨らませている牧野。


「なぁ、12年前の約束覚えてるか?」
「え?先輩と何か約束してましたっけ?」

「俺が30おまえが29にお互い相手がいなかったら結婚しようって話。」

「それって冗談だったんですよね。」


ハハッって笑い流そうとしている牧野。


「冗談じゃないって言ったら?」





**


ドキドキだった天文部の初日。
先輩な3年生が4人、2年生が6人の小さな部。

星や天体の好きな人たちの集まりで、
週2だけどまじめに部活をしてるんだって部長が言っていた。


「単刀直入に聞くわね。牧野さんは道明寺くん目当てなの?」
「えっ、道明寺さんって…。」


周りをキョロキョロしていると、
部長が笑って合格ねと言っていた。


「道明寺くんは、彼よ。」


部長は、あたしが入ってきたときにいた先輩を指差した。


「道明寺くんはモテるから、彼目当ての入部希望者が多いのよ。
去年は、30人も入部希望者がいて大半は道明寺くん目当てで大変だったのよ。」


「そうなんですか…。」


「牧野さんの入部動機は?」
「星空を眺めるのが大好きなんです。
貼ってあったポスターが素敵で決めました。
それに…バイトがあるから週2の活動はあたしにはちょうどいいかなぁ…と。」

「素直でいいわね。ポスターを描いたのは私よ。
気に入ってもらえて嬉しいわ。
1年生はしばらく仮入部だから、
活動内容を決めて最終的に考えてね。」


「はい。」



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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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