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17歳の約束 23






自分一人で頑張っているつもりだったのに
結局は司に守られていたんだ。


だったら、あたしが牧野つくしにこだわっている理由ってないのかもしれない。



「ねぇ、司。」
「なんだ?」

「籍入れよっか。」
「いきなりどうした?」

「んー、牧野つくしにこだわってる理由がないかなと思って。」
「どういう意味だ?」


突然、あたしが言い出したことに
司は少し怪訝そうな顔をしている。


「だって、あたし1人で頑張ってるつもりだったけど
結局は司に守られてるんだもん。
だから、道明寺つくしになって司の側で頑張りたい。」


「じゃあ、今から出しに行くか?」
「えっ、今から?」

「もう書いてあるだろ。」


婚約発表の日に、2人ともサイン済みの婚姻届。
証人欄もサイン済みでいつでも出せる状態だったんだ。


「そうだね。出しに行こうっ。」


司と二人で区役所の夜間受付に行くと、
あたし達の前には一組のカップル。


とっても幸せそうに見えて
あたし達も周りからそんな風に見えるのかな…
なんて思っていたら司と目が合った。


ふふっと笑って、繋いでいる手をぎゅっと握ると司も握り返してくれた。



いよいよあたし達の番。
婚姻届と必要書類を提出すると
窓口のおじさんが指でなぞるようにチェックして、
ポンっと受付印を押した。


「おめでとうございます。問題なく婚姻届は受理されました。」


「「ありがとうございます。」」


「あの〜、写真撮ってもいいですか?」

「いいですよ。カメラ貸してください、私が撮りましょう。」


スマホを渡して、窓口のおじさんが
婚姻届を持っているあたし達の写真を撮ってくれた。

スマホチェックすると綺麗に撮れていたので
おじさんにお礼を言って窓口を後にした。


「今まで悩んでたのは何だったのかなぁ。」
「ん?」

「意外とあっけなかったね。」
「そうか?俺は牧野つくしが道明寺つくしになる瞬間に立ち会えて嬉しかったぞ。」


司に道明寺つくしって呼ばれて、実感が湧いてきた。


「あっ、司のことなんて呼ぼうか…。
旦那さん、それとも、んーと、あなた?」

「今まで通り名前でいいんじゃねーの、奥さん。」


二人で呼び慣れない呼び方をして、照れてしまった。



マンションに帰って一緒にお風呂に入り
そのままベッドで愛を深めていった。




**
楓さんに認められた時にも連絡をしたんだけど
入籍の報告を写真を添えてエミリーと依依にもした。


二人は負けじと彼氏とラブラブな写真を添えながらも
自分のことのように喜んでくれて
披露宴を楽しみにしてくれている。

エミリーも依依も今年に結婚が決まってて
同級生の子供が出来たらいいね〜って盛り上がったんだ。




司との子供かぁ〜。


避妊をしてないから
いつ出来てもおかしくないんだけど
自分がお母さんになるってあんまり実感が湧かないな。



「司は子供何人欲しい??」


マンションで2人ご飯を食べている時に司に聞いてみた。


「子供か…。」
「うん。」


ちょっと難しそうな顔をして考え込んでいる。


「もしかして子供は苦手とか…?」

「いや、わかんねー。俺が父親になるなんて想像できないんだよ。」

「あたしもそうかも。じゃあ、一緒にお父さんとお母さんになろうね。」

「もしかして出来たのか?」


ちょっと焦ったように聞いてくる司がなんか可愛くって
首を横に振りながらクスクスと笑った。


「出来てないよ。エミリー達に入籍報告したらさ
子供が同級生だといいね〜って話になったから
、司はどう思ってるのかな…って聞いてみたかったの。」

「つくしとの子供だったら、5人かいや7人…いくらでもいいぞ。」

「そんなには無理だょ〜。2人か3人ぐらいかな。」

「そうか。つくしがいてガキがいて…幸せだろうな。」

「そうだね。」


司と子供の話をしてたら
早く赤ちゃんが出来たらいいなぁ〜と思ったのは
あたしだけじゃなかったみたい。


そんなあたし達に赤ちゃんが来てくれるのは
自然なことだったのかもしれない。




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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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