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ひと夏の恋 5

2019.08.11 09:00|ひと夏の恋





「つくし〜、変じゃ無いかなぁ。」

「大丈夫、可愛いよ。」


着替えた優紀はリゾートっぽい花柄のワンピース。


あたしは、ショートパンツに白いレースのノースリーブ。

あんまり気合いを入れた感じなのも嫌だし、
かと言ってTシャツなのもなぁ〜と思って
トップスだけ可愛いものにしてみた。


「優紀ちゃん、お待たせ。ワンピース可愛いね。」


二人の服装もかしこまってなくて、
ハーフパンツにシャツを羽織っている。

西門さんは、黒のハーフパンツに白いシャツ。

司…さんはホワイトのハーフパンツにタンクトップの上に
濃紺のシャツを羽織っている。


普通の格好なのに、カッコいいってどういうこと。

一緒にいるのが恥ずかしくなるわ…。


ホテルで夕食を取るのかと思ったら、
高級そうな車に乗せられ到着したのはBBQレストラン。


レストランでは、優紀と西門さんはイチャイチャしてて既にカップルみたい。


仕方ないから、カクテルを飲みつつひたすらご飯を食べていた。
時々視線を感じて顔を上げると司…さんがこっちを見ている。


「なっ、何ですか??」

「イヤ、美味そうに食ってるな〜って思ってよ。」

「食べないんですか?」

「食うけど、少しでいい。」

「ふーん。体格いいのに燃費いいんですね。」

「おまえは食い過ぎじゃねーの。」

「元々食べるのも好きですけど…
この状況で、食べるしかないじゃないですかっ。」


優紀達には聞こえないように
小声で文句を言ったら肩を震わせて笑われた。


ご飯を終えて、また高級な車に乗ってホテルへ帰って来た。

西門さんと優紀はホテルのバーで飲むって言ってたから、
あたしは夕飯を奢ってもらったお礼を言って部屋に戻った。



もしかして優紀は帰ってこないかな。

シャワーを浴びてふかふかのベッドで眠りについた。













はぁ〜よく寝た。

着替えてからルームサービスを取り朝食を食べていると、
優紀が部屋に戻って来た。


「つくし、ごめんね。」
「ん、別にいいよ。」

「今日も、総二郎さんとダイビングに行く約束しちゃったの。」
「行っておいでよ。あたしは適当に遊んでるからさ。」

「ほんとにごめんね。」


優紀は、準備をして何度も謝りながら部屋を出て行った。


今日は、観光に行きたいな〜って思ってだけどどうしようかな。


一人で行ってもつまんないし…。


とりあえずビーチでのんびり過ごそうと、
着替えて日焼け止めを塗ってから部屋を出た。


プールサイドを通ってビーチに行こうとしていると、


「つくし、遅せぇょ。早くこっちに来いよ。」


と呼ばれた気がした。


キョロキョロ周りを見回すと、司さんがいて
司さんの周りにはナイスバディな女の人がいっぱいいる。



その状況で何であたしを呼ぶの???



気づかないふりして、立ち去ろうとすると
先回りされて肩を引き寄せられた。


「遅かったな。」


そう言って、あたしのおでこにキスをした。


「ちょっ!!」


「あいつらウザいから追い払うの協力してくれ。」


耳元で小声で囁かれ、
見上げると間近で見る整った顔にドキッしてしまった。


「ごめんね、準備に手間取っちゃった。」


司さんに話を合わせて、キュッと抱きつくと
ニヤリと口元が緩んだ気がした。


「悪りぃけど、彼女と一緒なんで向こう行って貰えるか。」


女の人達はあたしをひと睨みしてから渋々と去って行った。


「行ったよ。もう離れていい?」
「ああ、サンキュ。」


ドキドキしているのを気づかれないように
司さんから離れた。


「じゃ、あたしはビーチに行くから…。」

「待てよ、どうせ一人なんだろ。今日は一緒に過ごそうぜ。」

「なんであんたなんかと…。」

「観光でも何処でも行きたい所連れて行ってやるぜ。」


「うっ…。」


せっかくセブ島に来たのに、
きっとこのままじゃ何処にも行かないまま終わっちゃいそうだし…


「ジンベイザメと泳ぎたい…です。」

「それは早朝じゃないと無理だぜ。明日行くか?他には?」

「観光?それから豚の丸焼き食べたい。」

「ククッ、OK!じゃあ、着替えて行くか。」
「えっ、いいの?」

「嫌だったら俺は行かなくてもいいけど…。」
「行きますっ!!」


なぜか司さんと観光に行くことになった。






いつも応援ありがとうございます!


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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
文才もなく、のんびりペースですがよろしくお願いします。

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