FC2ブログ

ひと夏の恋 6






一緒に飯を食いに行っても、
ひたすら美味そうに飯を食ったいるつくし。

ダチは総二郎とイチャイチャしているし
食うしかないってか。


めちゃくちゃ面白れぇ。


今まで俺の周りには居なかったタイプだ。



飯を食い終え、ホテルに戻り
総二郎は女とバーに飲みに行くと言っていた。


言葉巧みに持ち帰るんだろう。


まぁ、俺が知ったことじゃないが。







翌朝、総二郎から電話がかかってきた。


「どうなんだ?」

「ああ。ヤバイかも。」
「ヤバイって。」


「本気の恋…ってやつ見つけたかも。」
「遊び人卒業か?」


「あと3日間でどうしても落としたいんだ。」
「まぁ、頑張れよ。」


「今日は優紀ちゃんとダイビングに行くから。」
「ああ。」




今日はどうすっか…

ホテルのプールサイドでゆっくりと過ごそうと思って
プールサイドのチェアに横になってみたが女達が寄ってきてうぜぇ。


気分が乗れば、適当に引っ掛けて
その場を楽しむんだがそんな気にもならず…。


どうやって追い払おうかと考えていたら
俺を避けるようにして下を向きながら
プールサイドを通り過ぎようとしているつくし。


ナイスタイミング…。


「つくし、遅せぇょ。早くこっちに来いよ。」


声をかけると、キョロキョロ周りを見回して、
俺の方を一瞬見てから目をそらし
知らないふりを決め込むようだ。


逃すかよ。


先回りするかのようにつくしの前に行き肩を引き寄せた。

手首もめちゃくちゃ細かったが、華奢な肩。


しかも、香水じゃないいい香りがする。


「遅かったな。」


ドサクサに紛れてつくしのおでこにキスをした。


「ちょっ!!」

「あいつらウザいから追い払うの協力してくれ。」


怒ってる顔も悪くねぇなと思いつつ、
耳元近くで小声で囁やいた。


上目遣いで俺を見上げてきた顔が
今までで見た中で一番可愛いくて…


「ごめんね、準備に手間取っちゃった。」


俺に話を合わせて、キュッと抱きついてきたつくしに
ニヤリと口元が緩んだ。


「悪りぃけど、彼女と一緒なんで向こう行って貰えるか。」


女達はブツブツと言いながら去って行った。


離れていいと言ってつくしが離れたら、
ぽっかりと穴が空いたような気がして、
ビーチに行くと言うつくしを引き留めた。


行きたい所があるかと聞いたら、
ジンベイザメと泳ぎたいとか
観光したいとか
豚の丸焼き食いたいとか…。


ダチの為とはいえ、
セブ島まで来たのに我慢する気だったのかよ。


あと3日間って総二郎が言ってたな。
その間は俺がつくしの望みを叶えてやりたいと思った。


ホテルに戻り、着替えてフロントで待っていると
つくしがエレベーターから降りてきた。


つくしはオレンジのざっくりと編んだサマーニットに
ホワイトのショートパンツにスニーカー、
バッグを斜めにかけている。


ガキみてぇ。


「なぁ、つくしは大学生か?」

「これでも24歳ですっ。胸もないし色気もないですよーだ。」

「まぁ、胸は否定しないけど。24でショートパンツは履かないだろ。」

「酷いっ!!リゾートだしいいかなぁと思ったの。」

「悪りぃ。可愛いし似合ってるよ。」

「なっ!!!」

「ほら行こうぜ。」


肩を引き寄せて歩き出すと、
近いってばとか文句を言いながらも一緒に歩き出した。


セブ島に行くことが決まってから、
フェラーリのクーペタイプを用意させた。

フロントに頼んで着替えてる間に車寄せに待機させておいた。


「えっ?これに乗るの?」
「ああ。何処へでも連れて行ってやるよ。」


助手席のドアを開けつくしをシートに座らせた。

俺も乗り込み車を走らせているとつくしが尋ねてきた。


「ねぇ、西門さんの友達だから
司さんってやっぱりお金持ちなの?」

「俺の名前知ってるか?」
「え?司…さんでしょ?」


俺のことを道明寺司と知らないからこの態度なのか?


「さんは要らねーよ。司でいい。」
「じゃあ、司。何処に向かってるの?」

「なんつーったっけ。なんちゃら協会。」
「サントニーニョ協会?行きたかったの!」

「ああ、多分それ。」


嬉しそうなつくしを見て、着替えに戻った間に調べた甲斐があったと思った。


「やっぱりセブ島は日差しが強いね。」

「サングラス持ってねーのか?」

「うん。持ってないから必要ならこっちで買おうと思ってたんだった。」

「二個持ってるから使うか?」

「いいの?」


予備のサングラスをつくしに貸してやると、
ありがとうと言ってかけた。


「わっ、おっきい。」


チラッと横目で見ると、
俺のサイズのサングラスはつくしには大きすぎる。


「ぷっ、やっぱりガキみてぇ。」

「あんたのだからしょうがないでしょ!」

「まぁ、目が疲れるから我慢してかけてろよ。」

「……うん。」


その日は、協会などの観光地を周り
モールに行ってアイスを食べたり
つくしがお土産を買ったり
夜はつくしの希望通り豚の丸焼きを食いに行った。





いつも応援ありがとうございます!

---------------------
つくしちゃんに司の大きなサングラスをかけさせたかったんです^ ^


関連記事

コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ