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ひと夏の恋 22






「つくし〜!こっちこっち。」
「ごめんね〜、遅くなっちゃった。」
「大丈夫。私もさっき着いたところだから。」


久しぶりに仕事帰りに優紀と待ち合わせ。

何処に行く〜なんて言いながらも
結局はいつもの洋食屋に行くことにした。

あたしはホワイトソースのかかったオムライスのセット
優紀はデミグラスソースのオムライスのセットを注文した。


「優紀はその後西門さんとどうなの?」

「順調にお付き合いしてるよ。
この前、総二郎さんのお母様にお会いして
また家に遊びにいらっしゃいって言ってもらったの。」

「ふふっ、良かったね。」


順調そうで安心した。
優紀は人一倍努力してたから
それが認められる事があって本当に良かったな…。


「ね、つくしは?なんか前に会った時から雰囲気変わった気がするんだけど。」

「そうなのかなぁ〜。」

「すごく色っぽくなったっていうかさぁ…、好きな人でも出来た?」

優紀に司とのこと…付き合うようになったことや
一緒に暮らし始めたことなどを話した。


「ふふっ、良かった。
旅行の時はさ、必死に自分の気持ちを隠そうとしてたから
ちゃんとつくしが素直になれて良かった。」

「えっ?優紀気づいてたの?」

「当たり前でしょ。つくしと何年友達やってると思ってるの。」

「そうだったね…。」


優紀はいつもお姉ちゃんのように見守ってくれている。


「幸せいっぱいのつくしは何か相談事でもあるの?」
「えっ?なんで?」

「なんか言いたげな顔をしてる。」
「うん…実はさ、仕事のことなんだけどね。
彼の会社に来ないかって言われてるの。」

「会社って、道明寺HDだよね?」
「うん…。ちょっと気後れしちゃってさ。」

「一流企業だもんね。誘われている理由とかあるの?」


今の会社でのあたしの環境のこと
司が研修に来てて更に風当たりが強くなったように感じること
でも今の仕事も好きなこと
などを話した。


「うーん、難しいね。
いい機会だからチャレンジしてみてもいいと思うんだけど…。
他に相談出来そうな人っている?」

「あっ、楓さん…。」

「前に、友達になったって言う社長さんだよね?」

「それがね…楓さんは司のお母さんだったの。」

「えー、そうだったの!!
って事は、道明寺HDの社長さんだよね〜。
ちょうどいいじゃない。
相談してみなよ。」

「うん、そうしてみる。」


オムライスを食べ終え
デザートも頼んじゃおって
優紀とあたしがチーズケーキを食べていると
店かザワッとしたと思ったら
司と西門さんが入ってきてあたしたちの隣に座った。


「あれ?あたしお店って伝えたっけ?」
「総二郎から聞いて一緒に来た。
迎えにいくって言って場所聞いたんだろ。」
「あっ、そっか。」


そういえば、優紀がさっきLINEしてたのは西門さんとだったんだ。
前に座ってる優紀と西門さんは
とっても仲よさそう…って言うよりイチャイチャしてる。


「それ食ったら帰るんか?」
「うん。司も食べる?」
「甘いもんは要らねーよ。ってか、見てらんねーから早く食っちまえよ。」
「ふふっ、そうする。」


チーズケーキを食べていると
西門さんがあたしたちを見てニヤニヤ笑っている。


「司、デレデレだな。おまえのそんな表情始めて見たわ。」
「うっせーな。おまえもイチャイチャしてんじゃねーよ。」


そこまで言って、二人は目を合わせて笑っていた。


「つくし、そろそろ帰るぞ。」
「あっ、うん。優紀、今日はありがとね。」
「またご飯行こうね〜。」


チーズケーキを食べ終わるや否や
司が立ち上がって店を出ようとするので
慌てて荷物を持って優紀に声を掛けて司を追いかけた。

先に行って支払いを済ませていてくれた司にお礼を言って一緒に店を出た。
前に一緒に食事に行った時に
あたしも支払おうと思ったら
「男に恥かかせんな」と言われたから
それ以降は素直にお願いすることにしたんだ。


夏もいつのまにか終わり
少し肌寒く感じるようにになってきた夜の街を
司と二人手を繋いで歩いていた。


「楽しかったか?」
「うん。優紀も幸せそうで安心した。」
「総二郎もかなりマジみたいだから、大丈夫じゃね。」
「だといいな。この前、西門さんのお母さんに会って、家にも遊びにおいでって言われたらしいよ。」
「クッ、おまえの友達…優紀だっけ、西門に囲い込まれて逃げられるねーな。」
「ん?」
「総二郎の母親に気に入られたってこと。」
「あたしは優紀が幸せならいいよ。。」
「まぁ、あそこも懐に入れたら可愛がるんじゃねーの。」



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コメント

コメント(2)
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2019/08/31 01:23 編集返信
くるみぼたん
まつ〇〇様
コメントありがとうございます。

頑張ってても、ちょっとした事が気に入らないとか言う理由で
足を引っ張る人はどこにでもいますね(>_<)
そんな人たちはきっと自滅していくのかな…と思います。

でも、まつ〇〇様はいい上司に恵まれましたね。
忙しくても、楽しく出来るのが一番ですね。

つくしちゃんには、心強い味方が沢山いますよ(*^o^*)

くるみぼたん

2019/09/01 06:46 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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