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ひと夏の恋 26






つくしが秘書になって1ヶ月が経ち、
何とか仕事のペースも掴めてきたようだ。

俺の方も支社長就任の挨拶回りもほぼ終わり
忙しさも少し落ち着いてきた。


久しぶりに1日休みが取れそうだから
デートでもしようとつくしを誘うと
とても嬉しそうにしていた。

一緒に暮らしてるとは言え
仕事帰りに飯を食いに行くぐらいで
ゆっくりとデートなんてした事がなかったよな。。


どこか行きたい所はあるかとつくしに聞いてみると
軽井沢に行ってみたいと言っていた。

軽井沢なら別荘もあるし
前の晩から行ってゆっくりするか。




仕事を早く終え俺の運転で軽井沢に向かった。


「司って運転するんだね〜。」
「ああ、普段は忙しくてそんな暇ねぇな。」
「あたしなんかペーパードライバーだよ。
まぁ、車がなくても困らないからいいんだけど。」


いつもはゆっくり出来ない話をしているうちに別荘に到着した。


「わぁ、素敵。」


アンティーク調に揃えられたここの別荘は
つくしの好みだったらしく
目を輝かせてあちこちを見ていた。


「ほら、明日早いんだろ。風呂入って寝るぞ。」
「…そうだった。」


軽井沢に泊まりで行くとつくしに伝えると
モーニングを食べに行きたい所があると言っていた。

うちのシェフに作らせたらなんでも出来るんだが
つくしが行きたいって言うんだから連れて行かないとな。


風呂に入って、そのまますぐに寝るわけもなくつくしを抱いてから眠りについた。




「司、起きて。」


目を開けると、つくしは既に着替えていて…
朝起き上がれないぐらいに抱いておけば
今日もベッドで過ごせたか…なんて思ったが
つくしの喜ぶ顔を見たい。


「キスしてくれたら起きる。」


しょうがないなぁ…と言いながらチュッとキスをして
すぐに俺から離れた。


「起きなかったら、私が運転して行っちゃうよ〜!」


今回のデートに選んだのは、フェアレディZの赤。
カスタマイズも散々してるしミッション車だから
ペーパードライバーのつくしが動かすのは絶対無理だろ。


クックックッ…
俺が慌てて起きると思ったのか?
可愛いやつ。


シャワーを浴び、服を着たころにはつくしは準備万端で俺を待ち構えていた。



軽井沢の中心地から少し離れた場所にあるログハウス風の建物。
夫婦で営んでいるらしいが、かなり人気の店なんだとか。


「ん〜、エッグベネディクトとパンケーキ…
どっちにしようかなぁ。どっちも捨てがたい…。」
「両方選べよ。俺は何でもいいから。」
「ヘヘッ、ありがとう。」


俺はコーヒー、つくしは紅茶と一緒にオーダーした。
料理が運ばれてきたら目を輝かせ
相変わらず美味そうに飯を食うつくし。

口の横にソース付いてるし…


「つくし、ソース付いてんぞ。」
「えっ、どこ???」


必死で取ろうとしているが取れてねぇ。
手を伸ばして親指でソースを拭ってやりそのまま指を舐めた。


「ありがとう。じゃあ、お返し。」


パンケーキを一口サイズに切ってフォークに刺して
俺の目の前に出してきたので
そのままパクリと食べると
「どう、美味しい??」なんて聞いてくる。


「甘めぇな。」
「そう、甘さ控えめだよ。」


周りからはイチャイチャしてるようにしか見えねーんだが
つくしは全く気づいていない。


飯を終わった後は、なんちゃらテラスとか旧軽井沢銀座通りなどをブラブラとした。
ブラブラしている間も、つくしはソフトクリームなんかを食べていて
俺は楽しそうにしているつくしを見てるだけで楽しいし
色んな物に興味を示しているつくしはかなり無防備で…
抱き寄せたり、キスをしたりしても俺のされるがまま。

街中でもイチャイチャとしていた俺たちは
格好のSNSのネタだったらしく、
デートの写真がかなりの数の公開されていたらしい。


翌朝には、テレビなどでも俺の恋人だと報道されていた。
突然のさわぎに、つくしは焦っていたが
ババァから『婚約発表しなさい』と電話が入り
2人で話し合った上で俺がメープルでインタビューを受ける形でつくしとの婚約発表をした。


俺としては思っても見ない形でつくしとの婚約が転がり込んできた。




いつも応援ありがとうございます!


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コメント

コメント(2)
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2019/09/04 01:11 編集返信
くるみぼたん
ふぁ〇〇〇〇〇〇様
ふふふっ、コメントありがとうございました(≧∀≦)

棚ボタ…司くんは狙っていたのかも(*≧∀≦*)
それよりも、つくしちゃんとイチャイチャしたかったんでしょうけどね^_−☆

意地悪ですか…(((o(*゚▽゚*)o)))♡
この先の展開は、もう書いてしまってるので〜
またの機会に…(>人<;)

くるみぼたん

2019/09/05 08:01 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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