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brush up! 1






「先輩、どうされたんですか?」



「何が?」
「すごく不細工な顔になってますよ。」

「不細工は元からだから…。」
「そうでしたね。で、どうされました?」


ちょっとぐらい不細工ってところを否定してくれてもいいのに…。

いつもの桜子なんだけど、今日のあたしには彼女の言葉が胸にグサッと刺さる。




この前、道明寺にオフィスに忘れ物を届けに行ったの。

受付のお姉様方は、メイクもバッチリだけど
清楚な感じで好感が持ててとっても素敵で
案内されてエレベーターホールに行くと、
キャリアウーマンって感じの雰囲気のカッコいい女性が沢山。
道明寺の執務室がある階に到着すると、
ナイスバディで色気たっぷりな秘書さん達が出迎えてくれた。


可愛いなんて歓迎されたんだけど、
あたしの子供っぽさが際立った気がして…


道明寺は、こんなに綺麗で色気もある女性に囲まれて仕事をしているから、子供っぽく色気もないあたしなんかすぐに飽きてしまうんじゃないのかな…。





「綺麗になるってどうしたらいいのかなぁ…。」


「ようやくですか?あんな神みたいな道明寺さんの彼女なのに気づくの遅すぎです。」

「だって、あたしなんて美人でもないし、胸なんて全然ないし、色気なんてあるわけないし…」


どんどん消え入りそうな声でぶつぶつと話すあたしを見て
桜子は意地悪な笑みを浮かべている。


「無い物は作ればいいんです。」
「作るっ??せっ、整形はしないよっ。」

「そんなことを先輩に進めたら道明寺さんに殺されます。」
「だったらどうやって…」

「そんなの簡単です。」


ファッションを変えてみるのも1つですし
メイクをしたり、エステに行ったりと
いくらでも方法はありますよと桜子が教えてくれた。


「手始めに、服を道明寺さんにおねだりしてみてはどうですか?今着てるのも買ってもらったんですよね。」

「これは…」

この前、道明寺とお泊りした時に準備してくれてた服。
シンプルだし普段使いに便利なんだよね。


「シンプルでも、それハイブランドですよ。」
「嘘っ??」


道明寺の準備してくれた物だから、
あたしがいつも買う服とは違うと思ってたけど…
ブランド物だったなんて。。


「道明寺さんなんですから、そんなの気にしなくていいんですよ。それより甘えておねだりした方が喜んでくれますよ。」


そっかぁ〜。

服を買ってもらうなんて、気が引けちゃうんだけど…やってみる?


バイトからの帰りにいつもは買わないちょっと背伸びしたファッション誌を数冊買ってみた。

バイト先で賄いを食べたから、マンションに帰ってシャワーを浴びて、ハーブティーを飲みながらペラペラと雑誌をめくっていると、『モテ服』だとか『デート別コーディネート』なんて特集が組まれていた。

あたしの格好と言えば、Tシャツにデニム。
スカートを履くことはごく稀で…
ガーリーな格好をするなんて以ての外。

モデルさんの写真を見ながら、あたしに似合うのかなぁ…と思っていると、チャイムが鳴った。

ドアホンのモニターを通して外を見ると道明寺の姿。


「開けるから待ってて〜。」


パタパタと玄関まで行って鍵を開けた。


あたしが今住んでいるのは、大学になってから引っ越したマンション。

パパ達が郊外に引っ越すからと、
一人暮らしをするアパートを探してたんだけど…

「オートロックのマンション以外はダメだ」と道明寺のダメ出しが入り、F3を巻き込んでの大騒動になり、お互いが少しずつ折れる型で道明寺が所有している女性専用マンションにちゃんと家賃を払って住むことになった。


「おかえり」
「ただいま」


一緒に住んでる訳じゃ無いんだけど、道明寺は時間を見つけてはあたしのマンションに泊まりに来る。


「ご飯食べた?まだなら軽く作るけど…。」
「軽く食べたからいい。」

「シャワー浴びる?」
「そうするか。」


道明寺がシャワーを浴びている間に、お酒と軽くつまめるおつまみを準備していると、いつの間か上がって来ていた道明寺が、テーブルの上に広げっぱなしだったファッション誌をペラペラとめくっていた。


「あっ!!」
「珍しいな。お前がファッション誌を読んでるなんて。」
「さっ、桜子が要らないからってあたしに押し付けて来たのっ!仕方ないから暇つぶしに見てただけ。」
「ふーん。」


雑誌にはチェックが入れてたりしたんだけど
気づかれなかったよね??


雑誌を慌ててまとめ、代わりにテーブルにお酒とおつまみを置いて話を変えた。


隣に座れよと言われソファに座ると、道明寺が距離を詰めて来て…キスから始って、そのまま甘く溶かされていった。





いつも応援ありがとうございます!


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

リクエスト第1弾。
mo〇〇様より頂いたリクエストです。
ネタバレになるのでリクエスト内容はお話が終わってからに…。


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コメント

コメント(3)
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2019/09/20 03:08 編集返信
くるみぼたん
mo〇〇様
夜中にコメントありがとうございます(*≧∀≦*)
その後ちゃんと眠れましたか〜^^;

色々と細かく書いて下さってたので
ほぼほぼアイデアをお借りして、お話を書きました〜(^-^)v

楽しんでもらえると嬉しいです♡

くるみぼたん

2019/09/20 07:33 URL 編集返信
くるみぼたん
拍手コメントAr〇〇〇様
コメントありがとうございます!

確かに、初めから付き合ってるお話は珍しいかもしれませんね。
今回は原作から4年後…
司くんが帰って来てすぐのイメージで書いてみました。

同棲中の二人ですか?
私が書くとひたすらイチャイチャしてるだけかも(笑)

くるみぼたん

2019/09/20 07:40 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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