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brush up! 3







牧野との約束の4年間。

大学に行きながら仕事も始め、寝る間も惜しんで死にものぐるいで挑んだ。
大学を3年で卒業し、MBAを取得し、仕事の方も一歩ずつ階段を上っていき、ババァや周りに認められ、4年で日本支社長を任せてもらえる事になった。


俺が一番嬉しかったのは、牧野との約束を守れること。


NYでは、プライベートの時間なんてほとんどなく、4年の間に牧野と会えたのは静の結婚式でイタリアに渡った時だけ。
その時に、飛行機に乗るまでの2時間デートしただけだった。

遠慮して時々しか送って来ない牧野からのメールと総二郎たちが送ってくれる牧野の写メや動画が俺の拠り所だった。



日本で再会した牧野は、可愛いんだけどすげー綺麗になっていて、俺のいない間に彼氏とか居たんじゃねーのとか、他の男に愛されて綺麗になったんじゃねーのかとか不安が付きまとう。



最近も、若干気になることがある。

牧野のマンションに行った時、珍しくファッション雑誌が広げてあった。
風呂から上がって、それをパラパラとめくってみると、いくつかに印がつけてある。
『デートコーデ』とかの特集らしいが、チェックしてあったのが牧野の趣味でもないコーディネート。


もしかして別の男の趣味か?


雑誌を見てるなんて珍しいな…と聞くも、三条にもらったから見てただけと言っていた。



帰国してから、初めて関係を持った俺たち。
恥ずかしがっていた牧野も少しずつ素直に身体を開いてくれるようになった。
小ぶりなツンと上向きの胸も、吸い付くように白い肌も、丸みを帯びて柔らかい尻も、そして可愛いく啼く声も全て俺の好みで毎日抱いても飽きねー自信はある。

ベッドに誘えば、イヤだとか言いながらも素直に身体を預けてくれ、肌を合わせると俺の不安が少し和らいでいく。





買い物に行くと言っていた牧野に無理矢理俺が付き合う事にした日、大学の正門まで迎えに行くと、牧野は男と話をしている。

途中で顔を真っ赤にし、恥ずかしそうにしていた。


牧野は俺のだぞ!


リムジンを降りた俺の視線に気づいたのか男はヒラヒラと手を振って去って行った。
伊藤とか言う男と何を話していたか聞くと、顔を赤らめながら講義の話だと言っている。


講義の話だったら、顔を赤らめる必要があるか?


いや、そんなことより牧野の化粧の方が気になる。
全体的にはナチュラルメイクなのに口紅だけが異様に赤い。

ケバいメイクは俺の好みじゃないって知ってるだろ?
もしかして、他の男の好みか?


すげー気にいらねぇ。。



牧野から俺に服を選んで欲しいと言う珍しいお願いを聞きながらも、車に乗ったら絶対に真っ赤な口紅を取ってやると思っていた。
リムジンに乗り込み、化粧をした理由を聞いても偶々だと答える牧野の唇を塞ぎ、口紅か取れるように濃厚なキスをした。

もうっ!とか言いながら、俺についた口紅を拭き取ってくれ、自分のも拭き取ってから、鞄から口紅を取り出し塗り直そうとしている。

そうはさせねぇよ。

目的地に到着するギリギリまで、何度も何度もキスをして口紅を塗り直すのを阻止した。

百貨店に到着すると、ブランド物がイヤだと言う牧野。
そんな牧野のことは把握してるから、俺が行こうとしてる店は、俺が普段買い物をしている中でも、海外では有名だが日本では知名度が低いところ。




牧野の事はわかってるはずだが、
牧野には俺の知らない4年間がある。

信じてるけど、鈍感で無自覚にモテている牧野に俺の不安が募っていく。




牧野の服を次々と選んでいると、一枚のワンピースを手に取り自分に当てて鏡を見ている。
自分でも似合わないとか言ってるが、とりあえず着てみりゃいいのにな。
俺の選んだ服と一緒にワンピースも試着させた。
デニムのスキニーは、牧野にジャストサイズ。
ニットなどもよく似合ってる。


最後に試着をした、ワンピース。
少し甘めで、普段の牧野なら着ない服だが…カーテンが開きワンピースを着た姿に言葉を失った。

いつもは下ろしてる髪をふんわりと結い上げてワンピースの甘い雰囲気に良く合っている。
可愛い牧野を、ずっと見ていたくて着替えさせずそのまま連れて行く事にした。

次の店では、少し甘めの服もチョイスして買い物を終えた。


そのまま、邸に牧野を連れて帰り、抱けば抱くほど俺の不安が募っていき明け方まで離してやれなかった。


「もう無理…」と言ったまま眠ってしまった牧野にブランケットをかけて髪をひと撫でしてからベッドを抜け出し、俺のもう一つ気になっていた事を確認する。
牧野の大事に抱えていた鞄を開け、中身を確認する。
財布や教科書と一緒に鞄に入っていた大きめの封筒。

これか?

中身を確認すると、下着のカタログ。
いつもはこんな下着着けてねーだろ。
あの伊藤って男と顔を赤らめながら話していたのはこれが理由なのか?


不安が募っていくが、女々しいが嫌われたくなくて、そして俺の想像が事実だと牧野の口から聞きたくなくて、直接聞く事なんて出来ねぇ。



いつも応援ありがとうございます!

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いつもよりちょっと女々しい感じの司くんです(゚o゚;;
それに色々誤解も…(>_<)



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コメント

コメント(2)
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2019/09/21 10:26 編集返信
くるみぼたん
まつ〇〇様
コメントありがとうございます♡

つくしちゃん、恥ずかしくって素直になれませんでした(^-^;

そしてお互い幸せなはずなのに、
いつか離れていってしまうのでは…って
不安がずっと消えないんです。。

司くんもいつもの調子を取り戻してくれたら
すんなりと解決しそうなんですけどね(*´-`)

くるみぼたん

2019/09/22 07:07 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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