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brush up! 4







「作戦成功ですね。道明寺さんとお買い物行った日は、朝まで離してもらえなかったんじゃないですか?」

「え、なんで知ってるのっ!!」

「そこ、キスマーク見えてますよ。ちょっと道明寺さんが焼きもちを焼くように細工したんです。」


「………もしかして赤い口紅!!」


桜子はめちゃくちゃ悪そうな顔をして頷いた。


「道明寺さん、ああいうのお嫌いでしょ。それにしても……もしかして道明寺さんに会う前に誰かと話してたりしました?」

「……あ、伊藤くん。」

「やっぱり…。」


すごく納得した顔をしてるけど、意味がわからないんだけど。


「何?」


「先輩は知らなくていいんです。それより下着選びました?」
「あ、うん。」

「適当に選んでたら、一番セクシーなのにしますよ。」
「ちゃんと選んだってば!」


最近桜子に弄ばれてるきがするんだけど…
文句を言ってみても、先輩の為ですと言われてしまう。


「木曜日、バイトお休みですよね?うちにエステしに来て下さい。メイクも教えて差し上げますから。」


道明寺は出張だって言ってたし…。
エステよりもメイクを自分で出来るようになりたい。


「お願いするね。」
「任せてください。先輩もようやくやる気になってくれましたね。」


自分が変わるのはやっぱり怖いんだけど…あたしだって、道明寺とずっと一緒に居たいって思ってるんだからっ!






木曜日。
大学の講義を終えて、桜子と一緒にエステショップに向かった。
全身とフェイシャルのマッサージのフルコース。


「先輩、肌は綺麗なんですからちゃんと手入れしてあげて下さい。」
「うっ、うん。」


エステが終わるとあたしの全身はもちもちふわふわになった。


「すごい…赤ちゃんの肌みたい。」


少し苦笑い気味の桜子に、メイクしますよと別室に連れて行かれた。


「先輩いつも基礎化粧品は何を使ってるんですか?」
「化粧水?だけかな。出かける前には日焼け止め塗ってから出るよ。」


はぁ〜っと大きなため息をつかれ、あたしの目の前にドンドンドンっとビンを並べだした。

順番に説明しますよ。
これはメイク落としで、次はウォッシングフォーム、それから・・・・


一体どれだけあるの??


あんぐりと口を開けたまま、桜子の話を聞いているあたしをクスッと笑った。


「初心者の先輩には全部は無理ですよね。化粧水二本と美容液とクリームだけで結構です。でも、メイクオフと洗顔は忘れないで下さいね。」


その後は、メイクの方法を教えてもらい、毎日ちゃんと大学にお化粧してきて下さいねと宿題を出された。

届いたという下着…って言うかランジェリーを受け取り、お金を払おうとすると、そのうち纏めて返してもらいますから心配いりませんと断られた。


「先輩にしてはいいチョイスでしたね。オマケも入ってるんで、ちゃんと着て着心地を教えて下さいね。」

「わかった。桜子、今日はありがとうね。」


下着と一緒にメイク用品のカタログなどを受け取ってあたしのマンションに帰った。


お風呂に浸かって、上がってから教えてもらったように化粧水などをつけてフェイシャルケアをして、桜子から受け取った下着を着てみようた取り出した。



セクシーな赤のベビードール。


こんなの恥ずかしくて着れないよ…。
誰もみてないのに慌てて紙袋に戻そうとした時に桜子の顔が浮かんだ。
着なかったら、またグダグダと文句言われるんだよね。
道明寺は海外だから突然来ることはないから思い切って着てみた。


ひゃぁ〜!スケスケ!!!
こんなのどこも隠れてないじゃん。
無理無理ムリムリ…。


道明寺がプレゼントしてくれた、ベビードールだって恥ずかしくて着れないのに、あたしにはハードル高すぎ。
脱ごうとしていた時に、チャイムが鳴った。


モニターを見ると…


えっ?嘘っ???
海外だったんじゃないの?


モニターのには道明寺が映っていて、あたしの頭の中はパニックに…。

「はい。」
「俺。」

「ごめん、ちょ、ちょっと待っててくれる?」
「ああ、いいぞ。」


ブラトップに着替えようと慌ててベビードールを脱ごうとしても、お風呂上がりで汗をかいてるからくっついて脱げない。
しばらく奮闘するも諦めて、上からパジャマを着た。
後で、道明寺がシャワーを浴びてる時に脱げばいいよね。


広げていた下着を集めて紙袋に戻し、机の上に置いてあったカタログも一緒に押し込んでクローゼットにしまった。


部屋を見回して…
もう大丈夫だよね?


こんな時は、合鍵を渡してるけどきちんとチャイムを鳴らしてくれる道明寺の優しさに感謝した。
ガチャリとドアを開けると道明寺が中に入ってきた。


「おかえり、ごめんね。待ってもらって。」
「風呂入ってたのか?」

「うん、着替えてる途中だったから。」
「そのままでも良かったのに…」
「そんなこと出来るわけないでしょ!」


「なぁ、おかえりのキスは?」


あれ?今日はいつもより甘えてる?
道明寺の首に手をかけ、背伸びをして唇を合わせた。


「すげーいい匂い。このままベッド行ってもいい?」
「シャワーは?」
「無理。待てねぇ。」
「で、でもっ・・・」


グダグダと言い出しそうなあたしの唇を道明寺が塞いで、あたしがしたのより濃厚なキスをしてきた。

あたしの腰の力が抜けたところで抱き抱えられベッドに連れて行かれた。


スーツもシャツも脱ぎ去った道明寺があたしに覆い被さって、キスをしながらパジャマのボタンを外して脱がせ、すぐさまズボンも脱がせた。


「おまえ、これはどういう事だ。」
「えっ?」
「それ。」


道明寺が指差してるのはあたしの胸元で……


「きゃぁ!!!」


両手で胸を隠して見たけど隠しきれず…


「あのねっ、さ、桜子が着てみて感想聞かせてって言うから…。それで、すぐ脱ごうと思ったら道明寺が……。」

「俺の贈ったのも着れねえのにこんなモン着てんじゃねーよ!」


ビリビリとベビードールを破られ、ベッドの下に投げ捨てられた。
びっくりして目に涙を溜めているあたしをみて、我に返った道明寺は「ゴメン」と言ってあたしの横にゴロンと寝転んだ。


「俺、牧野がいつか離れて行くんじないかって…すげー自信ねぇの。」


泣きそうになりながらそんな事を言う道明寺がめちゃくちゃ愛しくて…。


「あたしもね、道明寺が離れていくんじゃないかって不安に思うことあるよ。でも、あたしは道明寺のことが大好きだからね。」


「ああ。」



いつも自信満々なのに、ちょっと気弱な道明寺。

そんな道明寺も大好きだよ…の気持ちを込めて何度も何度もキスをして、裸のまま抱き合って眠った。





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コメント

コメント(3)
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2019/09/22 19:38 編集返信
くるみぼたん
スリ〇〇〇〇〇〇様
コメントありがとうございます!
返信遅くなりました〜f^_^;

そう、女々しいというより、そんな感じです。
離れていた4年があるから、
後ろめたさっていうか負い目がある感じ。


桜子ちゃんは、ちょっと楽しんでますが
大好きなつくしちゃんの為ですから…
二人が幸せになってくれればいいと思ってます(≧∀≦)

まだつくしちゃんは頑張っちゃいますよ。
司くんの苦悩はもう少し続きますΣ(゚д゚lll)

そちらの方は、どうしましょうか〜??
大変な局面で回って来ちゃいました(^◇^;)
ちょっとバタバタで少ししか書けてないので、
もう少しお待ちくださいね(((o(*゚▽゚*)o)))♡

くるみぼたん

2019/09/23 19:41 URL 編集返信
くるみぼたん
拍手コメント no〇〇様
いえいえ、いつもありがとうございます♡

リクエスト頂いたお話なのですが、
いつもと違った感じて、私も楽しんで書くことが出来ました^ ^

司の苦悩に萌えますか〜(≧∀≦)
そう思ってもらえると嬉しいです!

リレーは、他のメンバーのおかげで楽しく参加させてもらってます♡
早くお届け出来るように頑張ります╰(*´︶`*)╯♡

くるみぼたん

2019/09/23 19:47 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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