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Classmate 2






「なぁ、ここなんだけどさ。」
「え、どこ?」

「問3の(2)、上手く解けねーんだよな。」
「見せて。」


少し道明寺に寄って解いているノートを見ると、計算間違いしてる。

「ね、ここ計算間違ってるよ。」
「マジか…。」

慌てるとすぐに間違うんだよなぁ〜ってブツブツ言いながら解き直してた。


部屋の扉がノックされて、さっきの年配のメイドさんが入ってきた。


「お茶淹れますから少し休憩して下さいな。」
「はい、ありがとうございます!」

「俺はこれを解き直してから行くから先に食べてていいぞ。」
「うん、わかった。」


お茶を準備してくれているソファの所に行くと、ワゴンには沢山のケーキと焼き菓子。

「わぁ、お店みたいですね〜。」
「何がお好きかわからなかったから、色々とお持ちしましたよ。遠慮せずに好きなもの選んでくださいね。」
「はい。じゃあチーズケーキ頂いてもいいですか?」
「もちろんですよ。後は焼き菓子を置いていきますね。」
「色々とすみません…。」

「お客様なんだから、謝る事ないよ。これからも坊ちゃんと仲良くしてやって下さいな。」
「はい。」

「タマ、もう下がっていいぞ。」
「はいはい。」


タマさんと呼ばれたメイドさんは、道明寺くんにコーヒーとあたしに紅茶を淹れてから部屋を出て行った。

「食っていいぞ。」
「うん、いただきます。」


チーズケーキを一口パクリと食べると、口の中でシュワシュワっと溶けていく。


「美味しい〜♡」
「クッ、美味そうに食うのな。」

「だって美味しいよ。道明寺くんは食べないの?」
「司…。」

「え?」
「道明寺くんって気持ち悪いから司って呼べよ。」

「んー、じゃあ司って呼ぶね。」
「おう。」


嬉しそうに笑った司の顔を見て、ドキッとした。



その日から、あたしと司は週に1回は司の家で勉強をするようになった。
お互い苦手な事を教え合ったり、一緒にテスト勉強したり…至って健全なあたし達。


別にね、なにかを期待してるわけじゃないのよ。
だって、司は英徳で初めて出来た大事な友達なんだから。






「なぁ、牧野って司と付き合ってんの?」
「えっ?友達だよ。」

「司が女と仲良くしてるなんて今までなかったからさ。」
「司の部屋に行ってんだろ。」
「うん。でも勉強してるだけだよ。」

マジか…と西門くんだけじゃ無くて、美作くんまで呆れてる?

「司って、マジで女に興味が無いのかもな。」
「いや、牧野だからじゃねーの。」

何気に失礼な事を言っている二人。

「牧野、出れるか?」
「うん。」



司と二人、階段を降りて行くんだけど、あの二人が変なこと言うから意識しちゃうじゃ無い//


「キャッ!!」


変な事を考えてたら、最後の1段を踏み外してしまった。
転ぶって思った瞬間、司に抱きとめられて怪我もせずに済んだんだけど…

すごいいい匂いがして、見かけより筋肉質な身体…友達って思ってた司があたしの中で一気に男の人になった。


「こっ、ごめん。」
「足捻ってないか。」

「ん、だいじょう……痛っ!」
「ほら。捕まれよ。」

「ありがと。」


背が高くて肩は借りられないから、腕に捕まらせてもらって車まで行って乗り込むと、運転手さんが氷嚢を渡してくれた。


「しっかり冷やしとけよ。」
「うん、ごめんね。」

「邸で医者に診てもらえよ。」
「そこまでしなくてもいいよ。」


いいって言ったのに、司の家に着くとお医者さんがいて診てもらうことになった。
軽度の捻挫だからと湿布をもらった。


「たいした事なくて良かったな。」
「うん。色々ありがとうね。」


勉強が終わって、いつものように送ってくれるという司は腕を借りて歩こうとするあたしをヒョイっと抱き上げた。


「ちょ、いいってば。」
「こっちの方が早いだろ。」


えーっと、あたしはお姫様抱っこされてて…誰も見ていないとは言えかなり恥ずかしくて、司の胸に顔を埋めた。


「あたし重かったでしょ。」
「すげぇ、軽かったぞ。おまえもっとしっかり食えよ。」
「食べてるってば。」



いつもと変わらない司で、あたしだけがドギマギしてるみたい。








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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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