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Classmate 4





放課後にクラスで文化祭の準備をするはずだったのに、結局出来ずじまいで帰ることになった。
教室から正門まで司と一緒に歩いていく。


「司、信じてくれてありがと。嬉しかった。」
「当たり前だろ。牧野がそんなことするはず無いって、俺が一番知ってる。」

「ふふっ。でも警察まで呼ばなくってもよかったのに。」
「やった、やってないの水掛け論になるだろ?だからきちんとした証拠を出してやったんだよ。」
「……うん。」


今まで堪えていた涙が溢れてきた。
司があたしの手を掴んで校舎の影に連れていかれた。

あたしをギュッと抱きしめて、泣いていいぞと言われると、ポロポロと涙が止まらなくなってしまった。



どれぐらい泣いてたのかな。


司の体温も匂いもそして背中をさすってくれる手の温もりも心地よくって、あたしの気持ちも少しずつ落ち着いてきた。


「落ち着いたか?」
「ん、ありがと。」


司を見上げたあたしを見て、司はプッっと笑った。


「めっちゃ不細工になってんぞ。」
「もうっ!!!」


司の胸を叩こうと振り上げた手を片手で受け止められ、司の顔が近づいてきて唇が重なった。

ふわっと暖かくてぽーっとしてきたところで司の唇が一度離れ、角度を変えてもう一度重なった。


なんでキスなんか…
司の真意がわからなくて、唇が離れた後じーっと司の顔を見ていた。


「そんな顔で見るなって。とめられなくなるから。」
「………なんで。」


司はあたしにチュッとキスをすると、真剣な表情であたしを見つめている。


「好きだ。牧野の事が好きなんだ。」
「えっ?」


あたしのこと好きって言った?
ホントに??


「だから、俺と付き合って欲しい。」
「あたしでいいの?」


だって司は勉強も出来てカッコいいからあたしじゃなくても…。


「お前じゃなきゃダメだ。」
「……あたしも司のことが好き。」

「マジで?」
「うん、マジ。」
「やりぃ!!」


すっごく嬉しそうな司の顔を見て、ああ本当なんだって実感した。


「キスしていい?」
「………うん。」


あたしの両頬にそっと手を添えて、司は何度も何度も角度を変えながら唇を合わせた。








**

「ようやく司と付き合い出したんだって?」
「あ、うん。」
「ま、あいつああ見えても一途だから頼むわな。」


司はあたしにとっては初めての彼氏なんだけど、司は前に付き合った人が居たのかな?

西門くんが一途って言うって事は、前にそんな風に好きになった人がいるって事だよね…。
頭の中ではしょうがないってわかってるけど、なんかやだな。


付き合い始めたら、司との距離感がかなり近くなって、ドキドキが止まらない。

今日は、司の家で勉強の日。
車に乗って行くときも、あたしにべったり。


「なぁ、いつから俺のこと好きだったんだ?」
「いつって、あたしが捻挫した時……かな。」

「そんな前からかよっ!だったら、もっと早く告白すればよかった…。」

「司は?」
「俺ん家に初めて来た時。美味そうにケーキを食ってる姿がすげー可愛くってよぉ。それに、おまえは俺のこと道明寺HDの御曹司って見ないだろ?」
「だって、司は司でしょ?」


そう言ったら、ギュッと抱きしめられてキスをされた。


「もうっ、車の中だよ。」
「いいだろ?彼女なんだから。」

「司って、もしかしてキス魔なの?」
「かもな。でも、牧野限定だぞ。」


嬉しいけど、前の彼女の事とか考えたらやっぱりモヤモヤする。


「前の彼女には…?」
「はぁ?」
「前の彼女にも、いっぱいキスをしてたのかな…と思って。。」


はぁ〜っと溜息を吐いてから司が話し始めた。


「俺さぁ、彼女出来たの牧野が初めてなんだけど。」
「……ホントに?」

「嘘言わねーよ。なんでそんな風に思ったんだよ。」
「だって、西門くんが司は一途だからって…。」
「ややこしい言いかたしてんじゃねーよ。」


西門くんと美作くんはかなりの遊び人らしくて、ナンパに行くのに司も誘われたらしいんだけど、『俺は、彼女になるヤツにしかキスもその先もしない。
だから、そう思える女が出来たら大事にするんだ』って言って断ったんだって。


「わかった?」
「………うん。疑ってごめんね。」

「本当に悪いと思ってるのなら。牧野からキスして。」
「えっ////」

「嫌なのかよ。」
「イヤ……じゃない。司、目つぶって。」


そっと目をつぶった司に顔を寄せてチュッとキスをした。


「ヤベッ、可愛すぎるだろ…。」


司にギュウギュウと抱きしめられ、額に頬にとチュッ、チュッとキスをされる。



「んもぉ、恥ずかしいよ〜。」






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コメント

コメント(3)
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2019/10/07 23:23 編集返信
くるみぼたん
まつ〇〇様
コメントありがとうございます♪

以前にリクエストを募集した時のアイデアをお借りしました^ ^
こちらこそありがとうございますm(_ _)m

高校生の二人…もう少しだけ続きますので
楽しんでくださいね(*≧∀≦*)

くるみぼたん

2019/10/08 16:18 URL 編集返信
くるみぼたん
拍手コメントWh〇〇〇〇〇〇〇〇〇様
おおっ、そんなカラクリがあったんですね〜∑(゚Д゚)
私もSafari使ってるんですが、見れなかったことがなかったので…。
このサイトがSSL化されてないので見れなかったんですね(>人<;)
調べたら、変更できるけど、後の対応が大変そうで…ちょっと尻込みしてます(^-^;

くるみぼたん

2019/10/10 20:02 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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