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俺と、あたしの… 16






彼があたしとの結婚を発表した記者会見から少しした頃。
結婚式をしないかと彼から持ちかけられた。


あたし達は、実緒を妊娠して籍だけは入れたけど、結婚式はしてなかったんだよね。
それでも、彼と結婚出来て実緒が生まれてすごくは幸せだし気にも止めていなかった。


2人で相談した結果、家族と友達を招待して12月に結婚式をする事になった。
彼が張り切ってあたしと実緒のドレスをデザインしていて、マリッジリングも結婚式に合わせて作ることになった。


披露宴はしなくていのか心配していたんだけど、これからはパーティーにもあたしが同行して徐々に紹介していくから問題ないと言われた。

カナダで暮らしている時に、楓さんがマナーとか歩き方とかのレッスンを受けさせてくれたから、パーティーに出るのは多分大丈夫だと思えた。
高校生の頃は絶対に無理って思ったんだけどな。そんな風に思えるようになったのも楓さんのおかげかな。



彼と一緒にパーティーに出るようになり、初めの頃は緊張していて、周りの目線が気になったりしたんだけど、隣にいる彼のあたしを支えてくれる手がすごく頼もしくて少しずつパーティーにも慣れてきた。





ハロウィンも終わり、結婚式まで後1か月を切ったころ、彼がアジアに1週間の出張に出かけた。
仕事だからしょうがないんだけどさ、一緒に暮らし始めてから贅沢になったのかな、寂しいって思っちゃう。





「ま〜きの」


あたしが1人でオフィスで仕事をしていると、後ろから聞こえてきた声。


「花沢類?どうしたの?司は出張中だよ。」
「牧野に会いに来たんだ。お昼でも一緒にどう?」
「いいけど…。」
「あ、これ、司に渡してて。」


ポンと渡された書類は、花沢物産と合同で行われるプロジェクトの企画書。


「もう、大事なものなんだからちゃんと扱いなよ。」
「はいはい。」


花沢類は高校生の頃から変わらない。
今は花沢物産の専務なんだけど、ちゃんと仕事をしてるのかちょっと心配になる。 


「司ほどじゃないけど、ちゃんと仕事はしてるよ。」
「えっ?」

「あんたの頭の中、相変わらずダダ漏れ。」
「あはは。」

「もうお昼でしょ。外出れる?」
「あ、うん。ちょっと待ってて。」


ロッカーに行って財布を持ってくると、あたしの携帯が鳴った。


「もしもし。」
「俺。今から昼か?」
「うん。書類持ってきてくれた花沢類とランチ行ってくるね。」
「なっ!!!」
「明日帰ってくるんだよね?実緒と楽しみに待ってるよ。」
「おっ…おう。類によろしくな。」


電話を切ると、花沢類が肩を震わせて笑っている。


「すっかり猛獣を手懐けてるね。」
「そう?まぁ、でも結婚して6年になるし…。」
「まぁ、そうか。」
「うん。そう。」


ランチに来たのはオフィスビルの裏手にあるビストロ。
ここ来てみたかったんだよね。


メニューを見ると、牛ほほ肉の赤ワイン煮とかチキンのグリエ、鴨胸肉のロースト…色々あるけどシェフの気まぐれお魚料理にしようっと。
オードブルも肉、魚、お野菜から選べるんだ。


「牧野、決まった?」
「うん。野菜のオードブルと魚料理とジンジャーエール。」
「珍らしくヘルシーじゃない?」
「そんないっつも肉ばっかり食べてないよ。」
「そうだったっけ?」


首を傾げながらもウエイターさんを呼んで注文してくれた。
お料理が運ばれてきて、見た目が綺麗なだけじゃなくてとっても美味しい。


「相変わらず美味しそうに食べるね。」
「だって美味しいんだもん。」


お料理を食べ終え、ミニデザートとジンジャーエールか運ばれてきた。


「牧野が炭酸飲んでるのって珍しいよね?」
「そうだっけ?最近はよく飲んでるかも。」

「実緒ちゃんの時はオレンジジュースだったよね?」
「ん?」


実緒の時…

・・・・・あれ?


そう言えば出産してから規則正しく来ていた月のものが先月も来てないかも。


「今度も司より早く気付いたね。ちゃんと病院行っておいでよ〜。」
「ははっ、そうだね。」


相変わらず花沢類はスルドイ。
ビストロを後にして、態々オフィスビルまで送ってくれた。


「ごちそうさま。」
「いいえ。牧野、またね〜。」


ヒラヒラと後手を振りながら帰って行った。



仕事帰りに検査薬を買って帰り、検査をすると陽性だった。

翌朝に病院に行こうか悩んだんだけど、今度は彼と一緒に行こうと思い、いつも通り出社した。





いつも応援ありがとうございます♪


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すみません。
お話が纏まらなかったので、もう1話続きます(^-^;


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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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