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Sweet 10 years 〜 俺と、あたしの… 番外編






「実緒、真緒と純お願いしていい?」
「いいよ。真緒、純行くよ〜!」
「「はぁ〜い!!」


あたしと彼が結婚して10年。

実緒は10歳になり、結婚式を挙げた時にお腹にいた真緒(まお)は4歳、その後立て続けに純(じゅん・3歳)と翔(しょう・2歳)が生まれた。

そして、今あたしのお腹の中には彼との赤ちゃんんがいる。


「だっこ」と手を伸ばしている翔を抱き上げようとすると、スッと彼が手を出して抱き上げてくれた。


「ありがと。」
「無理すんなよ。」
「うん。」


真緒が生まれてから、マンションで暮らしていたあたし達はお邸に引っ越した。

彼が高校生の頃から使っていた東の角部屋をリフォームし、お邸の中にマンションの一室がある感じになっている。



彼やあたしの両親は、毎年のように妊娠出産を繰り返しているあたし達に若干呆れながらも孫は可愛いようで、分け隔てなく可愛がってくれている。



彼は、出会った頃の姿が想像できないぐらい子煩悩で時間のある限り子供達の面倒を見てくれている。


みんなで朝御飯を食べる習慣は今も続いていて、お邸に来てからはダイニングに移動していただいている。
楓さんや要さんが日本に出張に来たりする時は、一緒に朝御飯を食べるんだ。


「タマちゃん、おはよう〜!今日のご飯は何?お腹すいた〜!」
「実緒お嬢様、おはようございます。今日はお嬢様の好きなクロワッサンサンドですよ。」
「やったぁ〜!!」
「サンドォ?」
「真緒お嬢様のには、卵がたっぷり挟んでありますよ。」
「たまご、すきっ!タマちゃんありがと〜!」


すごく贅沢なんだけど、お邸のシェフは子供達の好みをよく知っていてくれて、リクエストを聞いてくれたりするんだ。
別の日には、納豆の大好きな純の為に和朝食の時もある。


「「「「いただきま〜す!」」」」


ご飯を食べながら、子供達は夜に中々会えない彼へ自分の近況を報告したりお願い事をしたりしている。


「パパ、マオねようちしゃでおいもほりしたんだよ。」
「いっぱい採れたのか?」

「うんっ。マオのは、こぉ〜〜んなおおきいのだったんだよ。」
「すごいな、真緒!」
「うんっ。」


身振り手振りで一生懸命彼と話している真緒。
彼は真緒はあたしによく似てるって言うんだ。



「パパッ。ボクはね、はっぱでおえかきしたよ。」
「葉っぱ?何を書いたんだ?」

「きょうりゅう。せんせいがね、じょうずってほめてくれたよ。」
「持って帰ってきたら見せろよ。楽しみにしてるな。」
「うんっ!」


純はどちらかと言えば、本を読んだり、絵を描いたりするのが好き。
もちろん彼との子だから運動神経はいいんだけどね。



「パパ、昨日ね、跳び箱の授業があって実緒1人だけ7段が飛べたんだ。」
「すげーじゃん。」

「それからね…、実緒がママのお腹触ったら赤ちゃんがニュルンって動いたんだよ。」
「マジで?俺まだ胎動感じてないぞ。」
「やった、今度も実緒の方が先だった!」


実緒はあのまま素直育ってくれて、勉強も運動も得意でクラスでもムードメーカー的な存在なんだって。
毎回、赤ちゃんが生まれてくるのをとても楽しみにしててくれ、妹や弟の世話をよくしてくれるんだ。



「パパ〜、ショーね・・・」

お姉ちゃんやお兄ちゃんを真似て翔も何かを彼に話そうとしてるんだけど、話す事が思い浮かばないみたい。


「翔、今日はタマと何するんだ?」
「おにごっこ。」

「クッ、それは無理だろ。」
「翔坊ちゃんが鬼をするから無理じゃ無いんですよ。」
「なるほどな。翔頑張れよ!」
「うんっ!」

楓さんと要さんが口を揃えて言うほど翔は小さい頃の彼に似ているらしい。
あたしから見ても、ミニチュアみたいで可愛いの。




今日はあたしの妊婦検診。

翔をタマさんにお願いして、実緒を小学部、真緒と純を幼稚舎に送ってから道明寺系列の病院の産婦人科へ。
彼は時間の許す限りあたしの検診について来てくれる。


「そろそろ性別わかる頃じゃねーの?」
「そうだっけ?まだ少し早い気がするけど…。」
「ま、元気に生まれてくれればどっちでもいいんだけどな。」
「そうだね。」


赤ちゃんは順調に育っていたけど、赤ちゃんが見せてくれなかったので、今回は性別は分からなかった。



病院から会社までのリムジンの中。 
もうすぐ30歳になるっていうのに、いつまで経ってもカッコいい彼を見ていると、書類を見ていたはずの彼があたしを見ていて…


「どうした?見惚れてたのか?」
「うん。そんなもん。」
「なんだそれ。」
「いやぁ、いつまで経っても無駄にカッコいいなと思ってさ。」
「俺を誰だと思ってんだよ。」
「道明寺司。あたしの愛しい旦那さん。」


頬にチュッとキスをすると、そのまま捕まって優しいキスをされた。


「今日早く上がれそうだから、いいか?」
「……いいよ。」


お昼から反則って思えるほど色気ダダ漏れの目で見つめられ、あたしも…って思っちゃった。
最近忙しい彼に、子供達よりもあたしの方が淋しかったのかもしれない。




F3や桜子達からも、バカップルならぬバカ夫婦っていっつも言われるけど、そんなの気にならないぐらいの幸せな日々を送っている。









END




いつも応援ありがとうございます♪


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この2人は、こんな風に幸せいっぱいにずっと暮らして行くのかなぁって思ってます(*≧∀≦*)

夕方にはあとがきをUPしますね。

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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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