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あたし副社長と結婚します! 8





メープルのカフェって言ってたから、通勤用より少しマシな服をチョイスし家を出た。


プライベートてまは初めてメープルに足を踏み入れるかも…と思いつつ、1階にあるカフェに入るとまだ副社長は来られてないみたい。


ちょっとホッとして席につき紅茶を頼み飲んでいると、カフェの雰囲気が変わって副社長が入ってきた。


「待たせたな。」
「あ、いえ…昨日はすみませんでした。」


立ち上がって頭を下げると、気にすんなと言って下さった。


「酒弱いのか?」
「たぶん…いつも1杯しか飲まないので、そうなんだと思います。」
「わるかったな。あれは見た目よりもアルコール度数高いんだわ。次からは気をつけるから。」


そう言ってコーヒーを飲んでいる副社長は絵になるぐらい優雅で目が離せなかった。




・・・ん?
次って言ってたよね?


ちょっと気になる言葉があったんだけど、今日の目的は副社長から合鍵を返してもらう事だ。


「あの〜、合鍵を返して頂いても…」
「却下。」


言い終わらないうちに却下されてしまった。


「おまえメシは?」
「まだですけど…。」
「なんでもいいか?」
「え?」
「だからメシ。何でも食えるのか?」
「…はい。」
「準備させる。」


そう言って、副社長はウエイターさんを呼んで何やら指示をしていた。

コーヒーを飲み終え、飯行くぞと立ち上がった副社長に言われるがままに付いていく。


「あっ、喫茶店のお茶代…」
「そんなもん要らねーから。」


また受け取って貰えなかった。。


エレベーターに乗って、レストランに行くのかと思ったら、えーっと、ここは客室だよね?


・・・ってことは、そういう事??


エレベーターを降りたものの、身構えてしまった。


「クッ、取って食いやしねーよ。レストランだったらゆっくり出来ねーからここに用意させただけだ。」


副社長の目は嘘をついて無さそう??


「食って欲しいんだったら、遠慮なく頂くけどな。」
「欲しくありませんっ!!!」


即答したあたしに、副社長は冗談だよと言って笑った。





部屋に入るとテーブルには美味しそうなお料理が並んでいる。


わぁ〜、美味しそう!


目を輝かせてお料理を見ていると、座れよと椅子を引いて下さった。

あたしが椅子に座ってから、副社長は椅子に座わり飲み物をオーダーしている。


「牧野、ワイン頼むけど飲むか?」
「今日はアルコールはちょっと…」


ふっと笑って、じゃあペリエとか適当に持ってきてと頼んでくれた。

椅子もそうだけど、振る舞いがとってもスマートなんだよな。


「食っていいぞ。」
「はい、いただきます。」


綺麗に飾り付けられたオードブルの盛り合わせを食べていると、何故か副社長が肩を震わせて笑っている。


「何ですか?」
「いや、美味そうに食うなと思ってさ。普段もそれぐらい肩の力を抜けばいいのにな。」
「・・・」


あたしが肩肘張って生きているのを副社長は気づいているのかな?


パパとママが亡くなって、あたしが進を守って行かなきゃと必死で生きてきたから、感情とか色んなことを出さないようにしてきた。


「なぁ、結婚の話考えたか?」
「この前お断りしたはずですが…。」

「じゃあ、契約するか。」
「契約って…?」

「おまえとおまえの弟の奨学金の返済を俺がする。その代わりに、俺と結婚するんだ。」
「ふざけないで下さいっ!」

「奨学金って言ったって借金だぞ。弟にまで、おまえと同じ苦労させるのか?」
「・・・・・」

「1週間時間をやる。それまでに答えを出せ。」


言っていることはものすごく横暴で、すぐにでも断るべきなんだろうけど…進の事を考えると強く出れないでいた。




副社長って優しいのかそうじゃないのか分からなくって、捉え所がわからない。


それに、なんで副社長があたしにこだわるのかわからない。





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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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