FC2ブログ

あたし副社長と結婚します! 19







「えっ、ちょっと待って…」
「待たねーよ。」

スーツのジャケットを脱ぎ捨て、ネクタイを緩めている司さんは見た事のないぐらい男の顔をしている。


「えっ、でも…」
「婚約者だろ?抱いても問題ねーだろ。」


そ、そうなんだけど…。

展開が急すぎてついていけない。


「嫌か……?」


そう言った司さんの表情は少し切なそうなんだけど、あたし達って契約結婚だよね…。


「嫌……じゃないです。」


あたしだってね、子供じゃないんだから契約って言っても結婚するんだからいつかはエッチもするんだろと思ってる。
キスはしたことあるけど、淡白だって言ってたし、今までエッチな雰囲気になることなんてなかった。
突然どうしたっていうの?




「つくしのこと好きなんだ。」





え?
好きって言った??

だって契約結婚って言い出したのは司さんだよ!


頭の中でグルグルと考えていたら少しバツの悪そうな顔をしながら、あたしから降りて手を引いて起こしてくれた。


「最初はな、俺に興味のない奴だったら誰でもいいと思ってだんだ…」


あたしに目をつけたのは、自分を好奇の目で見てこなかったから。
でも、何度か会っていくうちに、あたしの表情に惹かれてどんどん気になる存在になっていったと。
あたしの気持ちが自分に向いてなくても、結婚してから自分の方を向いてくれればいいと思っていたこと。


「ふふっ。私が司さんのこと好きになるの前提なんですか?」
「・・・・・」

「いくら副社長だからって、自意識過剰過ぎます!」
「だってよぉ〜。」


いつも自信満々な司さんが捨てられた仔犬みたいになっている。


「人のこと言えないですけど、司さんって恋愛偏差値低かったんですね。」
「うっせぇな!」


あまりにも今までと司さんが違いすぎて、クスクスと笑っていると、司さんに抱きしめられた。



「俺のことどう思ってる。」


司さんのこと?


「初めは、突然契約結婚の話をされて最低な人だと思いました。」
「だよな。おまえめちゃくちゃ怒ってたからな。」

「何度かお会いして、最低な人ではなくなりましたけどそれだけでした。だから結婚の話を断ろうと思いました。」
「弟の事故の後に、『結婚する』と決めたのは金のためか?」

「・・・それは否定しません。でも…」
「でも?」


司さんはあたしを抱きしめていた手を緩め、じっとあたしを見つめている。


「病院までの車の中で、司さんの腕の中で背中をさすってもらって、すごく安心したんです。この人とだったら、契約結婚でもいいのかな…と思いました。」
「で、今は?」

「好き…なんだと思います。でも、LoveじゃなくてLikeの方が近いと思います。」


フッと笑った司さんは、チュッとあたしの唇にキスをした。


「キスは?」
「ヤじゃないです。」


チュッ、チュッと啄むようなキスを繰り返し、唇を離した後のあたしの顔を見た司さんは少し意地悪そうな顔をした。


「つくしの気持ちは身体に聞いた方が早そうだな。」
「え?」

「抱きたい。嫌か?」
「・・・・・ヤじゃないです。」


答えを聞いた司さんは、あたしの背中に手を添えてベッドに押し倒しながら覆いかぶさってきた。
そっと触れる優しいキスから始まって、少しずつキスが深くなってくる。


「ふっ……んんっ……」


舌を差し込まれ、司さんの舌があたしのを追ってくる。
司さんの手があたしのブラウスのボタンにかかった。


「んっ…ダメッ…」
「どうした?」

「…シャワー浴びたい…です。」
「・・・わかった。」

司さんは、フゥ〜っと大きく息を吐いてから了承してくれた。





ザァーッ…


あたしはメインベッドルームのバスを借りてシャワーを浴びている。

色んな事が一気に起こって頭がついていかないんだけど、司さんとエッチをすることには迷いはない。


それって、Like じゃなくてくてLoveって事なのかなぁ。。
司さんに身を任せてみたらわかるのかな…。



エッチするのは初めてじゃないけど、ちゃんと最後まで出来るのかな…。
ええぃっ、女は度胸だっ!



シャワーを終え、バスローブを羽織ってベッドルームに戻ると、すでに司さんもシャワーを浴び終え、ベッドサイドに座って髪をタオルで拭いている。


いつもクルクルとカールしている髪が濡れてストレートになって別人みたい。
ハッと息を呑んだら、司さんがあたしに気づいた。




「こっち来いよ。」






いつも応援ありがとうございます♪




関連記事

コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ