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あたし副社長と結婚します! 28






街はどこに行ってもクリスマス一色。

司もアジアを中心に世界を飛び回っていたが、ようやく忙しさも落ち着いてきた。


今日は会食だって言ってたから、仕事帰りに司のクリスマスプレゼントを選ぶ為に、恵比寿ガーデンプレイスを訪れた。

イルミネーションがとっても素敵で、学生や仕事帰りのカップルが身を寄せ合ってて歩いている。


そう言えば、食事やバーなんかに行くことはあっても司とデートってしたこと無かったな…。


でも、とっても忙しそうにしてるし、そんなわがままは言えない…よね。

いつかデートが出来たらいいな…なんて思いながら歩いていると、あたしの携帯が鳴った。


「もしもし。」
『おまえ、今どこに居る?』
「ちょっとお買い物したくて、恵比寿ガーデンプレイスに来てるの。」
『それは分かってる。恵比寿ガーデンプレイスのどこだ?』
「んーっと、時計台広場のツリーの近くかな。」
『わかった。そのままそこに居ろよ。』


そう言って電話が切れた。


あれ?会食って言ってたのにな…。


5分も経たないうちに、司が歩いて来た。
司が纏っているオーラに周りの人達は目を離せないでいた。


「ねぇ、会食は?」
「相手の都合でキャンセルになったんだ。つくしと一緒に帰ろうと思ったらオフィスを出た後だったんだよ。」


あたしの居る場所はSPさんに聞いて来たものの、人が多くて見つけられなかったみたい。


「買い物って必要なの物あるのか?」
「司のクリスマスプレゼント買おうと思ってたの。せっかくだし、一緒に選ぼうよ。」
「ああ、楽しみだな。」


すっごく嬉しそうな顔をした司を見てあたしも嬉しくなった。


「デートだね。」


へへっと笑ったあたしの手を握って行こうぜと歩き始めた。

ちょっとっと見て行くか…とクリスマスマーケットに立ち寄り、小振りなガラスのクリスマスツリーを一つ購入した。


「欲しい物があったらもっと買おうぜ。」


って司は言ってくれたけど、すごくもったいなくって、毎年一つずつ増やしていこうって話をしたらいいんじゃねーのって同意してくれた。


「じゃあ、子供が出来てもクリスマス前には2人でデートの約束な。」
「うん。」




建物の中に入って色んなお店を見て回った。
素敵な物は沢山あるんだけど…いまいちピンと来ない。


司に欲しいものを聞いても、あたしの選んだものなら何でも良いって言うし、司は何でも持ってるから困っちゃう。。


とあるショップで見つけたカシミアのチャコールグレーのマフラー。
とっても手触りがよくって色も素敵…。


でもマフラーなんてありきたりかなと思っていたら「それいいな」と言って近づいてきた司の手には綺麗なラベンダー色のマフラー。


「決まりだな。」


2人でそれぞれプレゼントするマフラーを持って会計を済ませた。


お財布を鞄にしまったところで、司があたしにクルクルっとマフラーを巻いてくれた。


「いいな。似合ってる。」


マフラーは今日あたしが着ているライトベージュのコートによくマッチしている。

あたしも司にマフラー巻き再び手を繋いで店を出た。


「ここでメシ食って行くか。」
「いいの?」


司と一緒に食事に行くお店は限られていて、何か都合が悪いのかなぁ〜なんて思っていたんだ。


「当たり前だろ!」
「だって、あたしのこと公表してないから都合悪いのかと思っちゃって…。」
「そんな風に思ってたのかよ。」


あたしの名前を公表してないのは、必要以上にマスコミに追われるのを避ける為で、来年の年明けのパーティにあたしを連れて出たらあっという間にに知れ渡るから、それまでは騒がれずにゆっくりと過したいと思ってたからだって司が話してくれた。


司の話を聞いて、一気に気分が浮上したあたしも単純なんだけど、そんな風にあたしのことを大事に思ってくれていて嬉しかった。


「ね、お腹すいた。行こう〜。」


司の腕にあたしの腕を絡ませると、フッと笑って歩き始めた。


あたしの好きなもの食べていいぞと言われて、タイ料理に決めた。 

グリーンパパイヤのサラダやパッタイ、グリーンカレー、レモングラスチキンなどオーダーし、2人でシェアしながら食べた。


食事を終え、ゆっくりとイルミネーションを眺めながら車まで歩いて行き、2人で暮らしているマンションへと帰った。



マンションに帰り、マーケットで買ったガラスのツリーを飾った。


「クリスマスのプレゼント交換終わっちゃったね。」
「ふっ、ガキみてーだな。でもクリスマスは結婚式だろ?プレゼント交換どころじゃねーぞ。」
「うん、そうだったね。」


結婚式の準備って言っても、指輪もドレスも全部司が準備してくれるからエステぐらいしかする事がないんだよね。


「お、そうだ。これ。」


ソファに座ってガラスのツリーを眺めているあたしに司が紙袋をポンと渡した。


「なに?」
「開けてみろよ。」


紙袋から包みを取り出して、開封すると中にはペアのマグカップ。
あたしが雑貨屋さんで何度も手にとって買おうかどうしようか、かなり悩んでやめたもの。


「・・・嘘っ!気づいてたの?」
「初デートの記念な。」

「いつの間に…。」
「食事してる時にSPに頼んで買いに行かせたんだ。」
「そっか。ありがとう。」

「これからは、もっとデートしような。」
「うん。」


司に抱きついて、あたしから彼にキスをし、そのままキスが深まっていった。


「ベッド行くか?それとも、シャワーか?」
「シャワー浴びたい。」
 

二人の甘い夜が始まった。






いつも応援ありがとうございます♪

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少し早いですが、二人のクリスマスデートでした♡

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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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