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あたし副社長と結婚します! 29





「つくし、準備できたか?」
「うん。」


あたしを見た司は、すっごく嬉しそう。


司の準備しててくれたドレスは、シンプルなんだけどレース使いがとっても素敵なスレンダーラインの大人っぽいドレス。
ブーケは白と淡いグリーンが使われたオバール型。


「想像以上に似合ってんな。ヤベッ押し倒したい。」
「もうっ!バカな事言わないでよっ!!」
「終わったら俺が脱がせてやるからな。」
「だからぁ〜。」
「悪りぃ。でも半分くらい本気。」


仕事をしているカッコいい司も好きなんだけど、あたしだけに見せてくれるちょっとエッチで年相応な司も大好き。


「お式が終わって二人っきりになったらね。」


彼の耳元で囁くと、「うっ」っと言葉を詰まらせた。



コンコンと扉がノックされて進が入って来た。


「姉ちゃん、義兄さんもそろそろ時間だって。」
「ありがと。行こっか。」


あたしは、右手は司の腕に左手は進の腕に回して歩き始めた。


「あ、姉ちゃん。俺、道明寺HDの内定もらったから。春からこっちに戻って来るわ。」
「えっ!?コネ……」
「…な訳ねーだろ!!」
「姉ちゃん、それめちゃくちゃ失礼だよ。」


今年はあんまりいい人材が集まらなかったらしく、秋に二次募集をかけたんだって。
時期外れの求人だったけど、かなりの倍率の中進は内定を勝ち取ったらしい。


静岡で内定をもらっていたらしいんだけど、事故に遭ってから、やっぱりあたしの住んでいる東京に戻ろうと思ったんだって。


「俺も最終面接で弟を見てビックリしたんだぞ!」
「すごいじゃん!おめでとう、進。」
「ありがとう。」




チャペルの前に来て、司は先に中に入っていった。

介添え人からブーケを受け取り、楓さんが「あなたのお母さんの代わりね」とベールを下ろして下さった。


「進くん、つくしさんを頼むわよ。」
「はいっ!!」


楓さんに声をかけられ、進はシャキンと背を伸ばして答えた。
入社予定の会社の社長に名前なんて呼ばれたら、そりゃ背筋も伸びるよね。



ドアが開き、あたしは進と一緒にバージンロードを一歩ずつ歩いて行く。


チャペルの中は、赤と白の薔薇と葉っぱのグリーンでクリスマスっぽい。



パパ、ママ空の上から見てくれてるかな。
あたしと進に家族が増えたんだよ。
あたしだけじゃなく、進も大事にしてもらってるよ。
だからもう心配しないでね。


司のところに到着して進から司にバトンタッチ。


「姉ちゃんのことよろしくお願いします。」
「ああ、任せとけ。」


あたしは司の腕に手を添え一緒にに祭壇まで歩いていく。


「泣くなよ。親父さん達みてんぞ。」


あたしの気持ちなんてお見通しだったみたい。
司に添えている手に力を込めて涙を堪えた。


祭壇の前まで歩いて2人で一礼。

賛美歌を斉唱し
神父さんの聖書朗読。


そして誓いの言葉


『新郎道明寺司、あなたはここにいる新婦牧野つくしを、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?』


「はい、誓います。」


司は迷いのない声で誓った。



『新婦牧野つくし、あなたはここにいる新郎道明寺司を、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?』

「はい、違いますゔっ。」


堪え切れずにちゃんと言えなかった。
そんなあたしを見て司は笑いを堪えてたみたいだけど…。



『指輪の交換を行って下さい。』

司はあたしの左手の薬指に、あたしは司左手の薬指に指輪をはめた。



『誓いのキスを行って下さい。』


司があたしのベールをあげてキスをした。
キスの途中であたしの涙腺は決壊してしまった。


「泣き過ぎ。」


ふっと笑いながらもハンカチであたしの涙を拭ってくれた。


結婚証明書にサインをして司とあたしの結婚が成立した。


「おめでとう〜!」

家族や友達からのフラワーシャワーを浴びながら退場した。


挙式を終え、化粧直しをしてもらい写真撮影。二人の写真や家族写真そして友達とも一緒に写真を撮った。


彼の友達は、花沢類、西門さん、美作さん。
あたしの友達は、菜摘と幼なじみの優紀。


家族と本当にお祝いして欲しい人たちだけの結婚式だったけどとっても幸せなお式だった。 



「つくし、おめでとう。」
「菜摘、ありがと。」
「ドレス似合ってる。大人っぽくて素敵。」
「そう?司がデザインしてくれたんだ。」
「素敵な旦那様で羨ましい…。」
「うん。」


第一印象こそは悪かったけど、司はホントに素敵な旦那様だと思う。




「つくし〜、おめでと!」
「優紀、遠くからありがとうね。」


優紀は結婚して旦那さんの仕事で東京を離れている。


「話には聞いてたけど、本物のオーラが凄くてビックリしちゃった。」
「そう?」
「そうそう。」


優紀には、電話で色々と話をしていたんだよね。


「でも、凄くつくしには優しそうで安心した。」
「へへっ。」



ゆっくりと二人と話すことが出来てよかった
司との始まりが始まりだけにきっと心配してただろうから。。






**


「司、素敵なお式の準備してくれてありがとうね。それに、このドレスも…。こんなに大人っぽいの似合わないと思ってだんだけど。。」
「俺が選んだんだから似合うに決まってんだろ。つくし のことは身体の隅々まで知って…イテッ。」
「もうっ!」


いつもそんなことばっかり言うんだから…。
怒っていたら、司に引き寄せられて抱きしめられた。


「つくし、俺と結婚してくれてありがとう。」
「司こそ、あたしと結婚してくれてありがとう。」

「一緒に幸せになろうな。」
「うん。」


どちらからともなく唇が重なった。


キスを深めながら、彼は背中のチャックをツーッた下ろした。
ストンとドレスが床に落ち、あたしの姿を見た司はハッと息を飲んだ。


「このままいいか?」
「…うん。」


彼はあたしをお姫様抱っこしてベッドルームに入っていった。


「つくし、愛してる。」
「あたしも。司愛してるよ。」

司があたしに覆い被さり
二人で深くベッド沈み込んでいった。






いつも応援ありがとうございます♪

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次でラスト…の予定です。



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コメント

コメント(2)
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2019/12/04 10:58 編集返信
くるみぼたん
童○様
コメントありがとうございます。

私の書いてるお話は、司くんとつくしちゃんのためのお話なので…
気に入らないかもしれないですが、必要以上の報復はストーリーの邪魔になってしまうので今回もこれからも書くつもりはありませんのでご了承下さい。

くるみぼたん

2019/12/05 23:58 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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