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Bitter sweet 9






司さんには、好きって言われたけど関係は今までとそんなに変わらなくて…。


あ、ひとつだけ変わったのは、送ってくれる日は毎回キスをされちゃうこと//
いっつも不意打ちで、頬やおでこ、唇にキスしてくるの。







今日は、2回目の給料日。


初めてのお給料はね、パパはシャツでママは口紅、進にはスニーカーをプレゼントしたの。
そして残りは生活費としてママに渡したの。


だから、今度は自分のために…。
バイトをお休みをもらって、今日はお客として喫茶店を訪れた。


「つくしちゃん、いらっしゃい。」
「なんか照れますね。ブルーマウンテンとチーズケーキお願いします。」
「了解!今から淹れるね。」


アキさんが店の奥に入ろうとした時、チリンとドアが開いた。


「いらっしゃい。今日はつくしちゃん休みだよ。」
「ゲ、マジ…。つくしのコーヒーが飲みたかったのに…。」


司さんの言葉に、アキさんがふふっと笑った。


「つくしちゃん、自分のと一緒に彼のも淹れて来ていいよ。」


アキさんのお言葉に甘えて私と彼のコーヒーを淹れてきた。


「どうぞ。」
「サンキュ。」


コーヒーをテーブルに置いて、私も司さんの前の席に座った。






念願のブルーマウンテンをブラックで一口。


「わっ、苦い!」
「それがいいんだろ!」


もう一口飲んでみてもやっぱり苦くて、ミルクと砂糖をたっぷりと入れた私に司さんは苦笑いした。


「それじゃ台無しだろ。」
「これでも十分美味しいです!」


そしてチーズケーキを一口食べた。


「ん〜美味しい!」
「美味そうに食うのな。」
「だってアキさんのチーズケーキは美味しいですよ。食べてみます?」


一口台にカットして司さんの目の前に出すとそのままパクリと食べちゃった。


「甘めぇ。」


フォークが間接キスになったことに今更ながらに気づき一人でドキドキした。





「二人は付き合ってるの?」


奥にいたはずのアキさんが、私たちの席に来ていて、そんなことを聞いてきた。


「え?付き合ってません!!そうですよね、司さん!」
「ああ。」

「時間の問題…って所かな。」
「まぁ、そうですかね。」


アキさんと司さん二人の意味深な会話。


「そんな二人に、僕からのサービス。」
 

アボカドとチキンのサンドイッチをテーブルに置いた。


「わぁ、ありがとうございます!」


ケーキを食べ終えて、嬉しそうにサンドイッチを食べる私を司さんはずっと笑いながら見ている。


「つくし、頬にタルタル付いてる。」
「え、どこですか?」


ナプキンで拭いても取れなくて、司さんがグッと身を乗り出して、私の頬についたタルタルを拭って、そのままペロリと指を舐めた。


「なっ/////」
「ほら、冷めないうちに食えよ。」
「司さんも食べてくださいよ!」
「わかった。これもらうな。」
「うん。美味しいですよ。」


司さんは少食なのかな。
一切れ食べただけで、もう要らないって言うんだもん。


サンドイッチを食べ、ミルクと砂糖のたっぷり入ったコーヒーを飲んでいると、彼は私を見ながら苦笑していた。


「つくし、今度はカフェオレにしろよな。ブルマンがもったいねぇ。」
「だってぇ…飲んでみたかったんだもん。」

「ふっ、満足したか。」
「うん。やっぱりブルマンのブラックは苦かった。司さんは大人だね。」

「そうか?そろそろ帰るか?」
「…うん。」


お給料をもらったから、自分で支払おうと思ってたのに、トイレに行ってる間に司さんに支払われてしまった。


「もうっ、司さん!私のお給料日の楽しみだったのに、司さんが支払ったら意味ないでしょ!」
「いいじゃん。浮いたお金で好きなもの買えよ。それにな、俺は女に出させるような教育受けてねーんだよ!」
「・・・ごちそうさまでした。」


それでいいんだよって、頭をポンポンとされた。

いつものように駅まで送ってくてると言う司さん。


「今日は、時間も早いし大丈夫だよ?」
「つくしのこと好きだって言ってるだろ?つくしとの貴重な時間を勝手に奪うんじゃねぇ。」
「…ごめん…なさい。」


なんか明るい時間に一緒に歩いてるなんて新鮮に感じる。



でも、それが嵐を巻き起こすだなんてこの時の私は思ってもみなかった。




いつも応援ありがとうございます♪

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喫茶店での二人…『Bitter sweet 』のお話で書きたかったシーンです(≧∀≦)

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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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