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Bitter sweet 15





「えっと、ここは?」


司さんに連れて来られたのは、レストランとかではなくて、ホテルの部屋?


「メープルのスウィート。うちでいつも押さえてる部屋。」
「ここに泊まるの?」
「そのつもりだけど…。」
「高校生に、こんな高級な部屋不釣り合いだよ。」
「クリスマスだからいいだろ。それに、今日の分は俺が株や投資で儲けた金払ってんだし問題ないだろ?」


司さんは、将来の勉強も兼ねて株とか投資なんかをしてるんだって。それに初めて泊まるのに変な所じゃ嫌だろって。


「う、うん…。」
「もうメシ食べられるぞ。」


ダイニングには湯気のたった美味しそうなお料理が並んている。


「わぁ!美味しそう!」
「食おうぜ。」
「うん。」


ホテルだからかしこまったコースかと緊張してたんだけど、お店のお子様ランチみたいにワンプレートに盛り付けてあって食べやすそう。


「いただきま〜す!」



美味しい〜!

メープルホテルだからいい食材を使ってるんだろうけど、私の好きな味付け。


「相変わらず美味そうに食うよな。」
「だって、美味しいよ。なんか洋食なのに和風っぽくて、私の好きな感じ。」
「そうか、良かったな。」


食事を食べ終えると、1人サイズのケーキまで準備されていて大満足。


ケーキを食べ終えると、一気に緊張が増してきて…どうしたらいいのか分からなくなって、部屋の窓から外を眺めていた。




大丈夫…


司さんとなら大丈夫…


そう自分に言い聞かせてみた。






**

『大丈夫…
司さんとなら大丈夫…』


窓際で外を眺めながらブツブツと独り言を言っているつくし。


なにが大丈夫なんだ…?


…もしかして、俺とスることを考えてるんじゃねーのか?


気持ちはうれしいけどよ、大丈夫って言ってる時点で全然大丈夫じゃないだろ?

そういや、今日はいつもより彼女は緊張してたんだよな。

泊まりを提案した時点で、つくしとそうなることを考えなかった訳じゃねぇ。それよりも彼女と一緒に過ごしたかった…って気持ちが強かった。


自分に暗示をかけるように、大丈夫…と言っているつくしを背後から抱きしめた。


「つ、司さん??」
「つくし、大好きだよ。」


彼女の左手を取って、薬指に指輪をはめた。


「えっ?」
「俺からのクリスマスプレゼント。」
「わぁ、可愛い。」


プラチナにピンクダイヤ一粒を埋め込んだシンプルなもの。高校生らしく、彼女に普段使いしてもらえるものにした。
ピンクダイヤは小粒だけど最高級品なのは彼女には内緒だ。


「司さん、ありがとう。」


彼女は自分の目の前に左手を持ってきて嬉しそうに眺めている。


すげー可愛い。



背後から抱きしめたまま、頬にキスをした。


「・・・っつ」
「なぁ、つくし。一つだけ欲しいものあるんだけど…。」
「なっ、何??」


俺を顔を見るために振り向いて、目を泳がせている。
可愛いけどよ、あんまり虐めるのもかわいそうか。


「司…。司さんじゃなくて司って呼んで。」
「えっ?」
「司さんじゃ、いい加減他人行儀だろ。」
「呼び捨てでいいの?」
「ああ。」
「わかった。」


俺の欲しいものが名前を呼ぶことで、少しほっとした顔をしてる。


「それからさ…。」
「うっ、うん…。」

「つくしの気持ちは嬉しいけど、今日はシないぞ。」
「でも…。」


つくしは自分と付き合ってきて、ずっと我慢させてるんじゃないかと心配してたらしい。

それに、つくしが読んだティーン雑誌にプレゼントにハジメテをあげる高校生か多いって書いてあったらしい。


「みんなそれぞれなんだから、周りと比べる必要ないだろ。」
「うん。」


「焦らなくても、きっと自然と準備ができるから…な。」
「……うん。」


ヤりたくねぇって言ったらやっぱり嘘になる。でもな、彼女の気持ちがきちんと追いついてから抱きたいって思う。




「シャワー浴びてくるか?」
「うん。」
「ちゃんと髪も乾かして来いよ。せっかくのお泊まりなんだから映画でも一緒に観ようぜ。」
「うん、そうだね。」


キスなんかをしながら2人でのんびり過ごすのも悪くないかな…と安易に考えていたのが失敗だった。


ソファに並んでブランケットをかけて映画を観ていたんだが、風呂から上がってきたつくしはいつもより甘い香りが漂っていて、蒸気した頬、無防備に俺に体を預けてくる彼女に俺は我慢を強いられることになった。


映画が終わり、


「面白かったね。」


と俺に向けてきた笑顔の破壊力は半端なくって、思わずかぶりつくようなキスをした。


「んっ…つか…」


少し開いた隙間に舌をねじ込み、彼女口内を味わった。
ここでやめないと、止まれなくなる…


彼女から唇を離すと、プハッ〜と大きく息を吸った。


もう、可愛いのなんのって…


今日はシナイって言ったものの、無意識で煽られまくってる。


「もう寝るか?」
「もうちょっと一緒にいたいな。」


そう言ったものの、次の映画が始まって割とすぐにすぅ〜っと寝息を立てて眠ってしまった。

彼女を抱き抱え、ベッドに移動させ俺も隣に滑り込んで、つくしを抱きしめて俺も眠りについた。







いつも応援ありがとうございます♪


--------------
司くん、我慢させちゃってごめんね(>人<;)



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コメント

コメント(3)
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2019/12/20 10:27 編集返信
くるみぼたん
スリー〇〇〇〇〇様
コメントありがとうございます♪

ふふっ、そうでしたっけ??
つくしちゃんがまだ高1だから…生転がしは決まってたんです(≧∀≦)
司くんごめんね〜(>人<;)
しばらくは、つくしちゃんに翻弄されることになるのかな(笑)

そして、今までで1番惜しかったですね(≧∀≦)
年末年始はお話をゆっくり書く余裕もないので、リクエストは落ち着いたらで大丈夫ですよ!
お待ちしてます♡


コラボの説明、わかりにくかったですか??
ごめんなさいm(_ _)m

リレーとか繋がりのあるお話では無くって、
簡単に言えば、同じテーマに沿った全く別のお話なんです。

プロローグだけ一緒で、それぞれのお部屋で2〜3話ぐらいのお話が繰り広げられます(*^^*)
最後には、4つの別のお話になります。

ある程度、一緒に妄想を膨らませていったので…
似てるようでたぶん違うお話になっていると思います(^-^)v

プロローグもみんなのお部屋で公開されますよ♪


くるみぼたん

2019/12/20 12:34 URL 編集返信
くるみぼたん
拍手コメント Ha〇〇〇様
ありがとうございます♡

到底Ha〇〇〇様には及びませんが…
続けていければな〜って思ってます。

年末年始はバタバタしますよね(⌒-⌒; )
お互い風邪などひかないように気を付けましょうね(*'▽'*)

くるみぼたん

2019/12/23 07:44 URL 編集返信
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訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

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