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Bitter sweet 17






「おはようございます。」


司の誕生日、迎えに来てくれた車に乗って司のおうちに到着すると、タマさんが迎えに出てくれた。


「よく来たね。さあ、行きますよ。」
「えっ?司…さんは?」
「坊ちゃんも忙しいからね、あんたのことは私が頼まれてるんだよ。」
「すみません。お世話かけます。」


今日はお邸の人達は皆さんとっても忙しそうにしている。


「あのっ、パーティーはどこであるんですか?」
「屋敷の離れでするんだよ。」
「そうなんですか…。」


タマさんに案内された部屋に入ると、女性が数名いて、「頼んだよ」とタマさんは私を置いて部屋を出ていった。


「まぁ、可愛らしい!今日は私達にお任せ下さい!!」


お姉さま方が私に近づいて来て…
気が付いたらベッドの上で裸に近い姿でエステを受けていた。




「お嬢様…お嬢様…」


わっ、気持ち良すぎていつの間にか眠っちゃってた。。


「エステは終了しましたから、あちらでメイクやヘアメイクさせていただきますね。」


メイクとヘアセットを終え、準備されていたドレスに着替えた。


わっ、私じゃないみたい…
少し大人っぽいメイクとドレスが素敵で、鏡の前でクルリと回ってみた。


「おっとっと…」


履いたことのない高いヒールだったのでカーペットに足を取られてよろめいた。


「何してんだよ?」


彼に腰をグッと抱き寄せられ私は転ぶのを免れた。


「ごめん…ちょっとテン・・・」


私の目の前にいる司はパーティー用なのかスーツを着ててめちゃくちゃカッコいい。言葉を失ってしまうほど見惚れてしまった。


「こんな格好をして、どんなパーティーなの?」
「500人ぐらい来るのか?よく知らねーけどよ。」



「ご、ひゃくにん???」


びっくりし過ぎて声が裏返っちゃった。


「ほとんど親の仕事の奴らばっかりだから、俺には関係ねぇぞ。」
「そうかもしれないけど…。」


私の思い浮かべていた誕生会って、友達を数人家に呼んでお菓子とかケーキとか食べるぐらいしか想像つかないんだけど…。


仕事の関係の人も来るって、もしかしなくても私は場違いじゃないのかな?


「俺の隣にいてくれたらいいから。」
「迷惑かけない?」
「大丈夫だ、何があっても俺が守るから。」
「うん。わかった。」


腹減るから少し食っとけよと、一口で摘めそうな軽食を準備してくれた。

サンドイッチをただいていると、バンっと部屋の扉が開いて超絶美人な女の人が入ってきた。


「司っ!お誕生日おめでとう〜!!」


そう言いながら、私は目に入らない様子で彼に抱きついた。



一体誰なの?
美人さんで背も高くてモデルさんみたい…。


「姉ちゃん、苦しいだろ!!」
「あらごめんなさい。3年、いえ5年ぶりかしら。すっかり立派になっちゃって〜。」


彼から少し離れたお姉さん(!?)は、ようやく私に気がついた。


「あら、こちらは?」
「牧野つくし。俺の彼女。」
「嘘っ!彼女ができたの???」


キャーって言いながら私に抱きついてきた。


うっ、苦しい…。


「姉ちゃん、力強すぎ。つくしが苦しがってるだろ。」
「ごめんなさい。嬉しくってつい…。」


お姉さんは結婚してロサンゼルスに住んでいるらしく、彼の誕生会に出席するために久しぶりに日本に帰って来たそうだ。


「あのっ、初めまして、牧野つくしです。」
「つくしちゃんて言うのね。可愛い名前ね。私は椿よ。よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
「いや〜ん、可愛らしいわね。」


椿お姉さんは、私たちの馴れ初めとか交際期間んとか、お互いの呼び方とか散々聞き出してから、パーティーが終わったら会えないかもしれないからって、連絡先まで交換して、用事があるからじゃあね〜と、あっという間に部屋を出て行ってしまった。



「「・・・」」


「悪りぃ。」
「げ、元気なお姉さんだね。」
「いっつもあんな感じなんだ。」
「司にあんまり似てないのかな…?」
「…かもな。」



「そろそろ時間ですよ。準備をして下さい。」


タマさんに言われ、私はメイクさんにお化粧を直してもらって、司と一緒に会場へと向かった。


 




おっきなお屋敷だとは思ってたけど、本当に大きくて、お庭を少し歩いた先には体育館⁈と思えるほどの大きな建物があった。
すごい…との言葉しか出てこないんだけど、ちょっと不安になって司の腕をギュッと掴んだタイミングで、後ろから女の人に声をかけられた。




「司、あなた…。」








いつも応援ありがとうございます♪


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お待たせしました。
『Bitter sweet 』再開します(*'▽'*)

椿お姉さんの登場、そして次に二人に声をかけたのは…??


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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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