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Bitter sweet 24






「キャッ!」


脱衣室で、巻いていたシーツを体から外すとあちこちにキスマークが散りばめられていた。


昨日は、緊張していたけど私も途中から無我夢中で…恥ずかしかったけど司はすごく優しくしてくれた。
彼が中に入ってきた時は、めちゃくちゃ痛くて涙が出てきたんだけど、嬉しかったんだ。


いっぱい待たせちゃってごめんね。





シャワーを浴びて、準備された服を着てベッドルームに戻ると、司のシャワーを浴びに行ったのかいなかった。


ドアの隙間からふんわりと漂ってきた焼き立てパンの香り。
もしかして向こうにいるのかな…。


ドアを開けて覗いてみると、司はシャワーを浴び終えソファに座っていた。


「上がったか。飯食おうぜ。」
「うん。」


焼き立てのクロワッサンにバケット、そしてコーンスープにスクランブルエッグにベーコンとサラダ。


「美味しそう。」
「いっぱい食えよ。」
「コーヒー淹れる?」
「頼んでもいいか?」
「もちろん。」


私がコーヒーを淹れているのを司は横でジーっと見ている。


「朝からつくしのコーヒーが飲めるなんていいな。」
「もうっ、恥ずかしいからジッと見ないでよ。」
「昨日の夜の方がもっと恥ずかしい事してただろ。」
「司のエッチ!!」


怒ってる私を見て司は笑ってる。

いつか毎日こんな風に司と過ごせるようになったらいいな…。


「俺NYに行ったら1日でも早くつくしの元に帰って来れるように死ぬ気で頑張るな。日本に帰ってきたら毎日こんな風に過ごそうな。」
「うん。私も頑張るね。」


司も同じように思ってくれてたなんて嬉しい。





朝食を食べ、昨日の映画の続きを司に邪魔されながらも最後まで見てからホテルを出た。
 

「大丈夫か?」


少しぎこちなく歩いている私を気遣ってくれるんだけと、それが昨日の夜を思い出しちゃってて恥ずかしいのなんのって…。


「だ、大丈夫だから…恥ずかしいからもう言わないで/////」
「ご、ごめん…。」


赤面してる私を見た司も顔を真っ赤にした。













**

バレンタインが過ぎ、ホワイトデーの前日に卒業式がある。
次の日には司はNYに旅立つことになっている。


卒業式に在校生として参加しながら、明日には司がNYに行ってしまうんだ…と思うと涙が出てきそうになる。


お別れ…じゃなくて司の旅立ちには、絶対に泣かないで見送るつもり。



卒業式が終わると、司を始めとするF4の周りには人だかりが出来ていた。
司達は、制服を着てなかったから、第二ボタンなんてものはあるはずもなく、みんな連絡先とかを渡そうとしていたみたい。


後で会う約束をしてるから、先に帰ろうとしていたら、


「つくしっ!一緒に帰ろうぜ!」


と声をかけられて、司が私の所まで走って来た。


「みんな司に用があったみたいだけど良かったの?」
「俺には用なんて無いからな。あーいうのは、総二郎とあきらに任せてたらいいんだよ。てか、おまえ俺を置いて帰ろうとしただろ?」

「だって、声をかけづらかったんだもん。」
「俺はつくしが側にいたら十分なんだからな。」
「…うん。ごめんね?」


司を見上げたら、何故か顔を赤くしていた。(無意識に上目遣いになっていて、その顔に司が弱いのはつくしは知らない。)



「時間あるから、バイト先の喫茶店に寄って行こうぜ。」
「うん。」


司はマスターと奥さんに挨拶をしたかったみたいで、帰り際に卒業したこととNYに行くこと、そして私のことをよろしくお願いしますと言って喫茶店を出た。


「わざわざありがとね。」
「まぁ、俺も世話になったしな。」




迎えに来てくれた車に乗って、プロムの準備の為にお邸まで向かった。

英徳では、卒業式の後にプロムって呼ばれるダンスパーティーがあるらしくて、みんな着替えてから参加するらしい。
美容部員さんにメイクとヘアセットをしてもらい司が準備してくれたドレスを来た。


今回も大人っぽい感じのドレス。
実は司って大人っぽい服装の方が好きなのかな?私の服装って、子供っぽいよね…。


「ギャップだよ、ギャップ。」


いつのまにか部屋に入って来てた司。


「え?」
「可愛いつくしが可愛い服とかドレスが似合うのは普通のことだろ。だからな…。でも失敗だったかもな。」
「似合ってない?」
「そうじゃねーって。似合い過ぎてて誰にも見せたくなくなった。」
「じゃあ、行かない?私、ダンスなんて踊れないし、行かなくてもいいよ。」
「行くに決まってるだろ!俺がNYに行くんだから、ちゃんとつくしは俺のモノだって周りにわからせないとダメだろ!」
「ふふっ、ちゃんと行くよ。でも、私を好きって言ってくれるのなんて司ぐらいなんだから、心配しなくて大丈夫だよ。」


わかってねぇなぁ〜と言いながらも、あたしをエスコートしてくれて、車に乗り込んだ。







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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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