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sweet × sweet 1






ジューっとベーコンエッグが焼けるいい匂いが部屋中に漂った。


「あ、司起こさなくっちゃ。」


ベッドルームに行くと、まだ気持ちよさそうに眠っている司。


「司、起きて!今日から仕事でしょ!!」
「ん……はよ。」


目を瞑ったまま私を抱きしめて、チュッとキスをした。
「もうっ、私も今日入社式なんだから遅れちゃうよ。」
「ああ、起きる。」


服も着ないで、シャワーを浴びに行っていて目のやり場に困っちゃう。


「コーヒー淹れよっと。」


彼の好きなブルマンを淹れて、自分はアールグレイをチョイスして紅茶を淹れた。


「はい。少しは朝ごはん食べてよ。」


シャワーを終えて席に着いた司の前にブルマンを置いて、私も席に着いて朝ご飯を食べ始めた。


「このベーグル美味しい!」


タマさんが届けてくれたブルーベリーのベーグルにクリームチーズをたっぷり塗って食べた。


「半分以上チーズの味じゃねーの?」
「そんなことないもん!ほら一口食べてみてよ。」


ベーグルをちぎって司の口に入れると、「甘っ!!」とコーヒーで胃の中に流し込んだ。


司は本当に甘いものが苦手。
誕生日に渡したクッキーは別らしいけどね。



一緒に暮らし始めてもうすぐ1ヶ月。
一緒に暮らさなきゃわからないことが沢山知れて、すごく楽しいんだ。



「わっ、そろそろ準備しなくっちゃ。」
「俺も着替えるか。」


朝食の片付けをしてから、楓さんが用意してくれた紺色のスーツに着替えた。


「おっ、社会人だな。」
「司、ネクタイは?」
「ああ。つくしがくれたヤツどこにある?」
「それならここだよ。」


箱に入ったままのネクタイとタイピン…ありきたりだけど、私が彼の就任祝いに選んだもの。

司は箱から取り出すと、スルスルと慣れた手つきでネクタイを締めタイピンをつけた。
ネクタイを締める姿って、カッコいいんだよね。


「ほら、見惚れてないで準備しろよ。」
「わわっ、お化粧しなくっちゃ。」


急いでメイクをして、髪を結んだ。
メイクは椿お姉さんとか、お邸のメイクさんに教えてもらったから、多分大丈夫。


「つくし準備出来たか?」
「うん、出来た。」
「電車で行くんだろ?気を付けろよ。」
「うん。一駅だし、楽勝だよ。ねぇ、一緒に写真撮ろうよ。」


スマホを取り出すと、司がスマホを持ってシャッターを押してくれた。
撮った写真を見ると、綺麗に撮れてる。


「俺にも送って。」
「うん。じゃあ、行ってきます!」
「いってらっしゃい。」


私をそっと抱き寄せて、頬にキスをしてから送り出してくれた。
私が司より先に出るのは初めてかも…。


駅までも5分、電車も一駅だし、通勤が楽で助かってる。
ホテルだとシフト勤務になるだろうし、勤め先から家が近いって便利だよね。。
こんなに恵まれてていいのかな…って思う社会人1日目。






メープルホテル…今日からの職場に到着し、受付で入社式に来た旨を伝えると、入社式が行われる部屋に案内してもらった。


既に部屋には20人ぐらいの人が席に座っていた。まだ空席は倍以上あって、思いの外沢山の人たちが入社することを知った。
受付で、名前を告げると名札をもらい席に着いた。




入社式が始まり、社長である楓さんの挨拶の後に、新入社員代表として挨拶をした。
昨日、司にもチェックしてもらったから大丈夫だったよね??
楓さんの方を見ると微笑んでいてホッとした。



入社式が終わり、その後はオリエンテーション。これからの予定だとか、必要書類の記入とかを行い、ホテルの館内をグループに分かれて見学した。




明日からは、新入社員研修が始まる。
同期とも仲良くなれるといいな。






いつも応援ありがとうございます♪

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昨日の突然のENDに驚かせてしまいましたね…ごめんなさいm(_ _)m

『Bitter sweet 』のつくしちゃん社会人編です(^-^)v
題名の通り、甘い生活が待ってるのかどうなのか…。


社会人編が始まったばかりですが、明日、明後日は連載をお休みして20万拍手のニアピンでリクエスト頂いてたお話をお届けします(*´꒳`*)
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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