FC2ブログ

sweet × sweet 2






就業時間を終えて、ホテルを出てからスマホをチェックすると、司から沢山のメッセージが届いてた。


今から社内の就任挨拶だ…とか、入社式に出席する…だとか司の1日の動向がわかるんじゃ無いってぐらい。


「ふふっ、そんなんで大丈夫なの?」


そう思いながらも、『今日の仕事は終わったよ』のメッセージと朝に撮った写真を送った。
すぐに返信があって、20時までには帰れそうとのこと。


じゃあ、帰ってご飯作ってたらちょうどいいかな。





ご飯ができた頃にカチャリと玄関のドアが開いて司が帰ってきた。


「おかえり〜。」
「ただいま。」


少し背伸びをして司におかえりのキスをした。


「初日、どうだった?」
「代表の挨拶ちゃんと出来たよ。明日から研修なんだって。」
「そうか。」
「司は?」
「俺か?まあまあだな。」

司はまあまあだなんて言ってたけど、テレビのニュースでの“有名企業の入社式”ってコーナーで司のスピーチをしている様子が流れてて、見たことないぐらいカッコ良かったんだよね。



ご飯を食べ終わっり司から話があると言われ食器を片付け終わってから、ソファに座っている司の隣に座った。


「ね、話って?」
「明日、就任会見をする。そこで、おまえとの婚約を発表する。いいよな?」
「私の名前は出さないんだよね?」
「ああ。結婚するまでは報道規制をかけるから、つくしの名前が出てくる事はない。」
「だったら大丈夫。」
「サンキュ。」


笑顔になった司が、すぐに真剣な顔になって、私の前に膝をついた。


「牧野つくしさん、俺と結婚して下さい。」


私の目の前には、光り輝く指輪。


「はい。よろしくお願いします。」


私の返事を聞いてから、左手を取り、その指輪を薬指にはめてくれた。


「すごい、キラキラ綺麗だね。」
「今日出来たんだ。早く渡したくてさ。」
「うん。」


でもよぉ〜、本当はもっとシチュエーションとかこだわって渡したかったのに…と司が嘆いていた。


一緒に暮らしているマンションで、司はスウェットだし、私も部屋着のワンピース…だもんね。
でも、かしこまった所よりも二人の生活スペースで指輪をもらって嬉しかったんだけどな。


「ありがと、司。」


司の頬にそっと手を添えてキスをした。









**

今日は裏口からIDカードをスキャンさせてからホテルの中に入った。従業員の通路を通って研修が行われる部屋に入った。


「おはよう。牧野さん…だよね?入社式で新入社員代表として挨拶してたから。」
「あ、うん。」


私に声をかけてきたのは、目がクリッとした私より少し小柄な女の子。


「私は、五十嵐幸(さち)。よろしくね。」
「牧野つくしです。よろしくお願いします。」
「同い年なんだから、そんなかしこまらないでよ。」
「う、うん。」

「今日ってさ、午後から道明寺HDの支社長の就任会見がここであるんだってね。先輩社員さん達が話してるのを聞いちゃった。」
「そうなんだ…。」


今日会見するって言ってたけど、メープルでするんだったんだ…。
流石に、私は研修中だし会える訳ないか。



午前の研修を終え、同期のみんなと食堂でランチ。みんなそれぞれ数名ずつテーブルに分かれて座っていて、私の隣には五十嵐さん。


「ね、牧野さんは東京メープルなんだよね?」
「あ、うん。」
「私もなんだ。東京メープルは私達のほかに4人いるんだって。」
「へぇ、そうなんだ。」


新入社員は全部で50人弱いるんだけど、1週間の東京本社での研修が終わったら、それぞれの地方に別れて実務研修を行なっていくから、東京メープルに残るのは私を含めて6人ほど。



ランチを終え、午後からはグループに分かれて行動。東京メープルで一緒に働くことになる6人が一つのグループになった。
メンバーは、赤坂くん、五十嵐さん、内田くん、江藤さん、岡本くん、そして私。


このメンバーは、人事部の神野さんから東京メープルの部署について詳しく話を聞くことになっていたんだけど、急遽神野さんが記者会見のヘルプに行くことになってしまった。


「社長から、あなた達も見学していいって言われてるから、会場の隅で邪魔にならないようにしておいてね。」


道明寺支社長に会えるとなって、五十嵐さんや江藤さんはだけでなく男の子たちも目を輝かせている。


神野さんに連れられ、会場である部屋に入ると会見の準備は整っていて、沢山の報道陣の熱気が部屋に溢れていた。





いつも応援ありがとうございます♪

--------------
ちょっと強引ですが、司くんの会見場につくしちゃんを潜り込ませちゃいました(´∀`)

関連記事

コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

訪問ありがとうございます!

プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
ブログ内のお話等の無断転載、無断掲載は固くお断りしています。

カテゴリ