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sweet × sweet 4







1週間の研修を終え、みんなそれぞれ採用された所へ帰っていった。

東京メープルに残った私たち6人は、希望を元に何箇所か2週間研修をした後に配属が決まる。


私が希望を出したのは、レストラン部、企画部、そして宿泊部門。司にも相談してみたんだけど、私の思うようにしたらいいって言ってくれた。


希望通りに研修することが決まって、レストラン部から私の研修が始まった。ここは、喫茶店でバイトをさせてもらってたから見知った方が多くてやりやすいんだけど、バイトの時とは違って社員として責任があるから毎日緊張するんだけどね。





私の研修が始まった頃から司の支社長としての仕事が本格的に始まり、私が夜に寝る時に帰ってないこともしばしば。

朝起きたら、いつも司に抱きしめられてるから、起こさないように起きるのも一苦労。
でも、いっつも司は起きちゃうんだけどね。


普段は、あんまりご飯を食べない司だから、お昼とか夜とかちゃんと食べてるのかな…と心配になる。


お弁当とか作ったら迷惑かなと思いつつも、司に聞いてみた。


「マジで?すげー嬉しいけど、つくしは負担じゃねーか?」
「うん。私もお弁当を持って行こうかと思ってたから大丈夫。」
「サンキュ。出張とかで、要らない時はちゃんと言うから頼むな。」
「うん。」


研修が終わって、配属が決まったら私の通勤時間も不規則になるだろうけど、出来る限りはお弁当作りを続けていければいいな。







**

いつものように、司の腕を解いて起きようとするとグッと引き寄せられた。


「ごめん、起こしちゃった。」
「ん……。」
「まだ早いからもう少し寝てて。」


まだ目が覚めてない様子の司の頬にキスをしてベッドルームを抜け出した。


今日のお弁当は、厚焼き卵に、ポテトサラダ、きんぴらごぼう、そしてメインのピーマンの肉詰め。スープジャーにミネストローネを注いで準備完了。


ほとんど前日に作って置いたので、朝は卵と肉詰めを焼いただけ。
司に持たせるお弁当じゃないかな…なんて思ったけどね。


「司、起きて。」
「…ああ。はよ。」
「おはよう。」


チュッとキスをして、司はシャワーを浴びに行った。その間に私は、コーヒーを淹れて朝食をデーブルに並べた。


「朝からつくしの淹れたブルマンっていいな。」
「今日はね、時間があったからアキさん達からもらったサイフォンで淹れたんだ。」


私がバイトの最後の日にもらったプレゼントはサイフォンだった。
ありがたく使わせてもらってるんだけど、仕事の日はバタバタすることが多くて中々使えなかったんだ。


「ね、どう?」


一口コーヒーを飲んだ司に味を聞いてみると、「普通に美味い…けどつくしの淹れたほうが俺は好き。」
と、いつもの返し。


私が淹れるより味がスッキリとしてて、私的には飲みやすいんだけどね。


「そうだ、木曜って休みだって言ってたよな?」
「あ、うん。」


レストランで研修をしているから、平日休みのことが多い。


「俺、午後から仕事が空いたから半休取ったんだ。久しぶりにデートしようぜ。」
「大丈夫なの?」

「ああ。俺にだって、休みは必要だろ?」
「うん。だったらマンションでゆっくりしてた方が良くない?」
「マンションでゆっくりだったら、ずっとベッドで…だけどいいか?」
「もうっ!」

「フッ、冗談…つーか願望か。それは、夜にな。行きたい所考えとけよ。」
「うん。」


ご飯を食べ終え、準備をして先にマンションを出る司にお弁当の入った袋を渡した。


「サンキュ。昼が楽しみだな。」
「ふふっ、ちゃんと食べてね。」
「いってきます。」
「いってらっしゃい。」


キスをしてから、嬉しそうにお弁当を持って司は会社に向かった。

私も、準備をしてお弁当を持って会社に向かった。


翌朝起きると、テーブルの上に綺麗に洗われたお弁当箱が置いてあって、ちゃんと食べてくれてて嬉しかった。





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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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