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sweet × sweet 5






「牧野さん、研修どう?今はレストラン部だっけ?」
「うん。楽しいよ。でも覚えることがいっぱいだけど…。」

「そっか、私はブライダル部門なんだけど、毎日幸せそうな人たちを見てるから早く結婚したいって思っちゃうよ。」
「ふふっ、そうなんだ。」


食堂で少し遅めのお昼をしていると、トレイを持っている同期の五十嵐さんが私の前の席に座った。


「牧野さん、いつもお弁当なの?」
「あ、うん。夜ご飯作るついでに大半を作っちゃうから。」
「へぇ〜、ってことは一人暮らしなんだ。」
「うん、まぁ。」

「私なんか実家だから、全部親に甘えちゃってるよ。」
「いいんじゃない、それも。」
「まぁね、でも一人暮らしって憧れるからさ。」


そんな話をしていると、岡本くんが私たちの方にトレイを持って来た。


「今から、お昼?」
「ああ、やっと。」
「営業部はどう?」
「めちゃくちゃ大変。でも、企画部にいってる内田はもっと大変そうだぜ。」
「えー、私次は企画部なのに、大丈夫かな?」
「牧野さんだったら、大丈夫じゃない。」


腹減りすぎて限界…と岡本くんはご飯を食べ始めた。


「あ、もう行かなきゃ。」


もうすぐ休憩が終わるから、片付けて行こうとすると、


「あ、そうだ。まだ研修始まったばかりだけど、最後の研修が終わったら同期のみんなで打ち上げしようと話してるから、五十嵐さんも牧野さんも参加な。」


と内田くんに言われた。


「いいね!それを楽しみに研修頑張ろうっと。」
「うん、わかった。」


2人にまたね〜と言って、仕事に戻っていった。






**

研修はそれぞれ2週間ずつで、明日はお休みでレストラン部門もあと3日。

明日は、司とデートだから浮かれそうになる気持ちを引き締めたはずなのに、仕事が終わって帰る時に『明日はデートなの?』と先輩に聞かれてしまった。


4月に仕事を始めてから、初めてのデートだから嬉しい気持ちが出ちゃってたみたいで、ちょっと反省。


「明日は楽しんでおいでね」なんて言われちゃって恥ずかしいなんてものじゃなかった。





朝、司を送り出してから部屋の片付けや掃除、それから明日のお弁当の準備をして、待ち合わせの場所に向かった。


私が待ち合わせ場所についてから5分ぐらい経って、司が歩いてきた。
朝はスーツで会社に行ったのに、カーゴパンツに白Tシャツ、ジャケットといったラフな服装。

司が朝、「これ着てこいよ」と準備してくれてた服はロングのプリーツスカートに白Tシャツ、ジャケットで色味は違うけど同じテイスト。


「軽く飯食ってから行くか?」
「うん。」


今日のデートは私のリクエストで映画。
映画館近くのレストランでランチを食べて、映画館に行った。

司がカップルシートを予約してくれていて、ドリンクを買って中に入った。


「わっ、カップルシートってこんな風なんだ。」


プラチナルームと呼ばれてるらしく、2階にあるソファ席で、オーダーすればカクテルなんかも飲めるんだって。


「ここならイチャイチャ出来るだろ?」
「もうっ!」


ま、でも普通の座席だったら司も落ち着かないだろうから、いいんだけどね。

最近、スーツ姿ばかり見てたから、私服姿の年相応の司がなんか嬉しくなって、先にソファに座った司にピッタリとくっつくように座ると、彼は嬉しそうに私の肩に腕を回して更に自分の方は引き寄せた。


SF映画の最新作を観たんだけど…司がずっと髪をいじってたり、頬にキスをしてきたりしててあんまり集中出来なかった。



帰る前にデパートに寄って、お惣菜やスイーツを買ってマンションに帰った。


「もっと行きたい所があったんじゃねーの?」
「ん?無いよ。それに外だと、司が注目浴びてゆっくり出来ないでしょ?」

「それだけか?」
「ランチして、映画観て…十分だよ。コーヒー淹れよっか?それともご飯にする?」

「メシ摘みながら少し飲むか?」
「うん。」


お酒の弱い私は、あんまり飲めないんだけど、司と飲むお酒は美味しいし楽しいから好き。


買ってきたお惣菜をお皿に並べ、おつまみになりそうなチーズやハムなどを準備して、ソファの前のテーブルに並べた。
司は慣れた手つきでワインを開けて、グラスに注いだ。


「「乾杯!」」


軽くグラスを合わせてからワインを一口飲んだ。


「あ、飲みやすい。」
「これぐらいならいけるだろ?でも飲みすぎんなよ。」
「うん。明日も仕事だし少しだけにしておく。」
「そうしとけ。」


「司とお酒飲むのって、何回目かな〜?」
「3回目ぐらいか?」

「私はあんまり飲めないのに、司はいくら飲んで酔わないんだもん。」
「まぁ、高校の頃からあいつらと飲んでたからな。」
「えー、そうだったんだ!!」
「まぁ、若気の至りってやつだな。」


そんな司が飲んでる横で、私は早々にワインをおしまいにして、買ってきたケーキを食べていた。



久しぶりに司とゆっくり過ごす時間。
これからも大事にしていけたらいいな。


「あっ、研修が終わるに日ね、同期の子達と打ち上げに行こうって話してるんだけど、行ってもいい?」
「・・・男も居るんだよな?」
「うん。」
「行くなって言いたいけど、つくしの付き合いもあるだろうからな。おまえ酒飲んだらすげー可愛くなるんだから、絶対に酒は飲むなよ。」
「…わかった。そうする。」
「そろそろ片付けて風呂入ろうぜ。」
「あ、うん。」


片付けをして、一緒にお風呂に入って…初めてお風呂でエッチをしちゃった。
その後も、ベッドでも沢山愛し合った。







いつも応援ありがとうございます♪


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連載の途中ですが、しばらくお休みさせて頂きますm(_ _)m
多分半月とかそんなに長くはならないと思うのですが…。

31日は司くんのBDの短編をお届けします。

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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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