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明日が来ること… 1







「道明寺、今日早く行かなきゃ。」
「うおっ、今何時だ?」

「7時前。あたし先にシャワー浴びるから。」


今日は朝一に商談があるけど、一度社に寄ってから行く予定だ。

俺もマジで急がないと遅刻するな。


牧野が入っているバスルームに俺も入って行った。


「キャッ、もう入って来ないでよ。」
「照れるなよ。身体の隅々まで知った仲だろ。」
「それとこれとは別。あたしもう上がるから。」


牧野はキュッとシャワーのレバーを回してからバスルームを出て行った。


「うおっ、冷てぇ!!」


こんなやり取りは俺たちにとっては日常。

ベッドの中ではめちゃくちゃ可愛いのに、普段はツンの方が勝ってるんだよな。
そんなところも可愛いんだけどよ。


おっと、脱線だ…
妄想に浸っている暇はねぇな。


俺が上がった時には、牧野はすでにクローゼットで着て行く服を選んでいた。


「スーツこれでいい?シャツとネクタイはここね。」
「おう、サンキュ。」


俺がスーツを着終わった頃には、牧野は化粧をしていて、俺はドライヤーで髪を乾かしてやる。
化粧が終わった時には髪も乾いていて、バレッタを使って髪を纏めてやった。


牧野もスーツに着替えて準備完了!


「はぁ〜、間に合った。」
「これぐらい余裕だろ。」

「朝ごはん食べられなかったし…。昨日、道明寺が寝かせてくれないから…。」
「可愛いお前が悪いんだろ。」

「もうっ、いっつもあたしのせいにするんだから…。」


一緒に出社するけど、玄関先で『いってきます」のキスをする。





俺が牧野との約束通り4年で日本に帰って来て、まだ大学生だった彼女と一緒に暮らし始めて2年。


帰国してすぐ、離れていた4年間を埋めるかのようにお互いの初めてを交換し合った。
ずっと不安定だった2人の関係が落ち着いたものになったのもこの頃だったかもしれねぇ。


22歳にして快楽を知った俺は、時間があれば猿のように牧野を求めまくり、大ゲンカになったのは今となっては笑い話だけどな。



大学を卒業した牧野は、道明寺HDに就職し、研修期間が終わり配属は俺の第2秘書となった。
入社試験をトップクラスでパスしてきた牧野は、相当優秀でプライベートだけでなく、仕事の面でも俺を支えてくれる存在になっている。





***

夜の会食を終え、二人で暮らしているマンションに帰ると「おかえり〜!」と先に帰っていた牧野が出迎えてくれる。


「ただいま。」


腰を抱き寄せて、ただいまのキスをした。


シャワーを浴びて、スウェットを着てリビングに行くと牧野の姿はなく、キッチンでカチャカチャと音がする。


「何してんだ?」
「ん?明日のお弁当の準備。」
「俺の分もあるんか?」
「あるよ。会食で飲んで来たんでしょう?お茶でも淹れよっか。」
「いや、水でいい。」


冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して半分ぐらいを飲み干した。


「なぁ、今度の休みどこに行きたい?」
「えっとねぇ、温泉行きたい。伊香保温泉で温泉まんじゅう食べたいんだ。」
「クッ、結局は食い物かよ。」


いつになっても花より団子ってか。
伊香保なら、日帰りでも十分だけど宿でも取ってゆっくりとするか。


「せっかくだから泊まってゆっくりするか。」
「ほんと?いいの?楽しみにしてるね。」


休みの日、朝早くから張り切って準備をしているつくし。
早く行こうと尻尾を振っている犬みてぇ。


俺も着替えて準備をし、車に乗って伊香保温泉を目指した。


俺が運転していくつもりだったのに、ゆっくりして欲しいからと、つくしは運転手を頼んでいた。


途中、サービスエリアなどに寄ったりしながら昼前には温泉に到着。


宿に行く前に水沢うどんつーのを食べ、チェックイン。


温泉街の散策は夕方に行くことにして、ゆっくりと部屋付きの露天風呂を楽しんだ。


まぁ、一緒に風呂に入ったら我慢できる訳もなく、風呂と布団で牧野を堪能した。
旅行だからか、少し開放的になった牧野はいつもより乱れててすげー可愛かった。


俺としては、このままずっと部屋で過ごしても良かったんだが、温泉まんじゅうを食べたいと言う牧野の希望を叶えるべく服を着て、温泉街を散策することに。


ひたすら上まで続く階段を登りきり、神社をお参りした。


そして、あちこちの店を寄りながら、目的地の温泉まんじゅう屋。
すぐに食べる分だけを買い、店の前で食べ終え次に行こうとしている時だった。

階段を降りようとしていた牧野に、上から降りてきたヤツがぶつかり、ふわっと身体が浮いてそのまま下に落ちようとしていた。


とっさに手を伸ばし、牧野を抱きしめようとしたが間に合わず…一緒に階段を落ちて行った所で、俺の意識はなくなった。





いつも応援ありがとうございます♪


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新連載です。
タイトルは色々考えて『明日が来ること…』になりました。
たまたま聞いたあいみょんさんの『さようならの今日に』の歌詞からお借りしました。
ストーリーと少し重なるところもあったので…。
あんまり細かく書くとネタバレしそうですね(^-^;

そして、1話目からごめんなさいm(_ _)m
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コメント

コメント(6)
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2020/02/24 09:28 編集返信
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2020/02/24 10:03 編集返信
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2020/02/24 15:50 編集返信
くるみぼたん
ま〇〇様
うーん、その辺りは次のお話で。
今日はお答えしないでおきますね。

コロナウィルス、ホントに怖いですよね(>_<)
どう予防していいものやら…。
うちの子たちも、ストックと思って買ってもすぐに食べ尽くされちゃいます(^-^;

くるみぼたん

2020/02/24 22:37 URL 編集返信
くるみぼたん
スリー〇〇〇〇〇様
えっと、そのあたりは今日はお答えしないでおきます。
と言ってもバレバレかもしれませんが(ーー;)

明日には答えが出る予定ですが、
先にごめんなさいと言っておきます(>人<;)

歌の方は後付けなので、リンクするようなしないような感じです。
なので、先入観なしで読んでもらっても大丈夫ですよ。

くるみぼたん

2020/02/24 22:52 URL 編集返信
くるみぼたん
つく〇〇〇様
パトロールに引っかかっちゃいますかね(゚o゚;;

えっと、そっちの方は考えて無かったなぁ…。
なので必然的に違う方なんですが。。
そして、つく〇〇〇様の苦手なタイプ出てきますΣ(゚д゚lll)

くるみぼたん

2020/02/24 23:01 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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