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春の訪れ 〜Promise

街中ピンクに染められ、お邸の庭のソメイヨシノの大木も満開。

暖かくなってくると、桜の樹の下でピクニックをするのが子どもの頃からのつくしの恒例行事。


出張を終え、邸に帰ると部屋につくしはいない。
この時期なら…と庭に出て桜の植わっている所まで行くと、樹の下にひいたシートの上でスヤスヤ眠っているつくし。

相変わらずどこでも寝るやつ…と呆れつつもジャケットをつくしに掛けてやる。

子供の頃も、春になるとよくピクニックに付き合わされたよな…。


✳︎✳︎


『つかさ〜、おままごとしよう!』

『そんなこと、するかよっ。』

『え〜、たのしいのに…。』


泣きそうな顔をしながら、おままごとの道具を片付けようとしている。


『しょうがねぇなぁ、ちょっとだけだぞ。』

『うんっ!つかさ、だいすきっ!』

ぱあっと嬉しそうな顔をしながら、片付けようとしていた道具を広げる。


"つかさはお父さんね、わたしはお母さんするから"なんて楽しそうにしているつくしに付き合ってしばらく遊んでいると、つくしは座ったままゆらゆら揺れている。
揺れが大きくなって、そのままポテンっと倒れてしまった。


『おいっ、つくしっ?』


大きな声で名前を呼んでも、揺すってみても起きる気配がない。
はあぁ、またかよ・・・もうすぐ小学校に行くのに大丈夫かよ?

使用人にブランケットを頼み、つくしに掛けてやる。
可愛い寝顔を眺めていた気もするが、気づいたら俺も部屋のベッドの中だった。


✳︎✳︎


つくしの髪を撫でながら、子供の頃を思い出していると、もぞもぞっと動きだす。


『あれ?司?おかえり。早かったね。』

『ただいま。こんな所で寝てるんじゃねーよ。』

『だって気持ちよくて〜。』
『おまえ1人の体じゃないんだから。。』


チュッと唇にキスを落とし、つくしの横に転がり、お腹を優しく撫でる。
ポコポコポコっとお腹が動き、ちょっとびっくりする。

『最近、よく動くんだよ〜。司が触って喜んでるみたいだね。お父さんだってわかったのかな?』


もうすぐ妊娠8ヶ月になるつくし。
臨月まで働きたい…と大きくなっていくお腹を抱えながらも俺の秘書を続けている。
さすがに出張には連れて行けないけどな。
最近、めっきりお腹も大きくなって何をするのも大変そうだ。


『あっ、ここでランチしようと思ってお弁当作ったんだった。』


起き上がり、弁当を広げる。
邸で育ったが、庶民的な暮らしをしていたつくしが作る弁当は、俺が見た事がないメニューが並ぶ。
どんなに高級な料理よりあったかくて美味いんだよな。


2人でのんびりとつくしの作った弁当を食べる。
来年からは、生まれてくる子供も加わってにぎやかになるんだろう。


桜の木の下で、2人でのんびりと春の訪れを感じた昼下がりだった。



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ありがとうございます。

なかなか最後が上手くまとまらず…なんとか桜の季節が終わる前に投稿出来ました。
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2018/04/05 21:43 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

大したお話は置いてありませんが、
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