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お嬢様修行中! 26《完》







夏休みが終わると、時間が過ぎていくのが早くてあっという間に冬が来てしまった感じ。

司も本格的にNYに行くために勉強を始め、あたしも負けないようにレッスンや勉強を頑張っていた。



冬に入るとクリスマスにあたしの誕生日、司の誕生日まであってイベント盛り沢山。
その日は、二人ともレッスンをお休みさせてもらってデートをしてそのままメープルホテルにお泊まりしたんだ。

お泊りって、やっぱりそういう事を期待してるからだと身構えていたんだけど、司はすっごく優しくて…
クリスマスとあたしの誕生日には、まだ勇気が出なくて一緒のベッドで眠っただけだった。
何度もごめんねって謝るあたしを司はずっと抱きしめてくれてたんだ。




司の誕生日には、勇気を振り絞ってベッドに入ったんだけど…

上着を脱いだ引き締まった司の身体があまりにも綺麗過ぎて、小さな胸のあたしが彼を喜ばせてあげれるのか不安になって、身を硬くしてしまったあたし。


「今日はやめよう」とあたしを気遣ってくれた。


あたしの気持ちは嬉しいけど、まだ身体が準備できてないからって。


あたしだって、大好きな人と…って思ってるのに、どうしたらいいんだろう。









**

明日は卒業式。

一年後にあたしも行くんだけど、しばらく司に会えなくなると思うと日に日に寂しさが募っていった。


なるべく笑顔で過ごそうと思っていても、ふとした瞬間に寂しくなってしまう。

明日から大丈夫なのかなはなんて思いながら
はぁ〜っと部屋でため息をついていたら、


「つくし、ちょっと出掛けようぜ。」


と司があたしの部屋に入ってきた。


買いたいものがあるから付き合って欲しいって。



連れて来られたのは、ジュエリーショップ。
あたしでも知ってるブランドのお店で、中に入るなり司はペアリングを探していた。


「な、つくしどれがいい?」
「えっ?」

「おまえも付けるんだよ。」
「んーっと…。」


どれも素敵なんだけど、高校生のあたしには高級品過ぎる。


「あっ、これ可愛い。」


あたしが気になったのは、シンプルなプラチナのリング女性用には表に小さな赤い宝石が埋め込まれていて、少し太めの男性用には裏に青い宝石が埋め込まれている。


「じゃあ、これにしようぜ。」
「えっ、でも、サイズとか…。」
「大丈夫だって。」


司がリングを取ってあたしの左手の薬指にはめてくれた。


「わ、ぴったり。」
「だろ?」
「じゃあ、あたしも。」


もう一つの指輪を取って司の指にはめた。


司のもぴったりで驚いてるあたしに、お店を出てから前もってオーダーしてあったんだと教えてくれた。司の誕生石があたしの指輪に、あたしの誕生石が司の指輪に埋め込まれているんだって。



これで1年間は寂しくないだろって…。



「司っ!」


NYに行く準備で忙しいのに、そんな風に考えてくれて嬉しくて、話を聞いた瞬間司に飛びついた。


「うおっ!人前で珍しいな。」


嬉しすぎて周りが見えてなかったんだけど、あたしってば通りの真ん中で抱きついちゃった//恥ずかしくなって離れようとしたのに、司にがっちりホールドされて動けなかった。


「つ、司っ、恥ずかしいよ。」
「誰も見てねぇって。」



あたしの悩み事なんて、いつも司がいとも簡単に吹き飛ばしてくれる。




その後は、ご飯を食べに行ったり、水族館に行ったりとしばらくない二人の時間を楽しんだ。

そして、夜はメープルホテルに。
お邸でも良かったんだけど、二人っきりになれるのは嬉しかった。


ホテルのお部屋で軽めの夕飯を食べて、映画を観ていた。


「そろそろ寝るか?」
「…うん。」


それぞれ別にシャワーを浴びて、ベッドルームに入った。



今まではね、エッチって勇気を振り絞ってスるんだと思っていたんだけど、今日は全然怖く無くて、司に触れたいし触れて欲しいって思った。


「司、好き。大好き。」
「俺も大好きだ。」


あたしから司にキスをすると、優しく返してくれた。


「いいのか?」
「うん。」


キスをしながらそっとベッドに寝かされて、二人のハジメテの夜始まった。



















「…っく……ひっ……」
「つくし大丈夫か?」
「痛かった…。優しくするって言ったのに。」
「ごめん。」
「待ってって言ったのに…。」
「ごめんって。つい夢中になった。」
「司なんて嫌い……っく…」
「俺は大好きだ。」
「つかさの…バカ。」
「つくしは可愛い。すげー可愛い。」
「もうっ!」


ハジメテのエッチは想像以上に痛くて、文句を言っちゃったんだけど、一つになれて幸せで司のことをもっともっと好きになった。





司は、明日の卒業式が終わったらそのままNYに旅立つ。

あたしは、このまま道明寺邸でレッスンを受けながら高校に通わせてもらい、卒業してからNYに行くことに決めた。






お嬢様修行はまだまだ続く…。









〈END〉




いつも応援ありがとうございます♪

--------------
えーっと……
こんな終わり方でごめんなさい(>人<;)
最後の二人の会話をどうしても書きたくて(´∀`)

番外編は、数年後の二人をお届けします。


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コメント

コメント(2)
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2020/06/25 10:16 編集返信
くるみぼたん
スリー〇〇〇〇〇様
コメントありがとうございます♪

つくしちゃんはお嬢様になったけど、意味での生活が抜け切れてないまま司くんに出会っちゃいましたからね〜。
今までの感覚が抜けなかったんだ…と思ってます(*^^*)

進くん…きっと頑張ってくれるはずです(๑>◡<๑)

番外編、とりあえず一つ考えているのですが…
考えてなかった方も書いてみようかな(*´꒳`*)


揺れましたね〜。
こちらは、微かにって感じでした。
うちの家族は誰も気付いてませんでしたが(゚o゚;;
震源地ではなかったですが、大きな地震を何度か経験しているので、揺れると緊張します。

コロナの事もあるから、今は大きな災害が来ませんように…と祈るばかりです。

くるみぼたん

2020/06/27 08:47 URL 編集返信
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Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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