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Look at me! 1






「好きだ。俺と付き合ってくれないか?」




「・・・いいよ。あたしは、あなたの10分の1しか好きになれないかもしれないけど…。」


学園でも高嶺の花と噂されている才女。
ダメ元で告白してみたら、まさかのOKの返事をもらった。


『よしっ!』とガッツポーズをしてたら、彼女に笑われてしまった。


「名前は……?」
「司、道明寺司。3年生。」


「先輩だったんだ…。あたしは…」
「牧野つくし、2年生だよな。」


「そう。最初に言っておくね。あたし、バイトとかが忙しくてデートとか出来ないけど大丈夫かな?」
「バイト?」

「うち貧乏なんだ。それなのにママが無理やり英徳に入れたから、バイトしないとやっていけないの。」


少し困ったような表情をしながら言った。




彼女が高嶺の花と言われている所以は、

定期テストの成績がいつもトップ
誰の告白もOKしない
そして、女子でさえ彼女と出掛けたりしたことが無かったからだ。



「今まで沢山のヤツを振ってきた理由ってそれか?」
「んー、まぁそうかな。」

「だったらなんで俺はOKしたんだ?」

「なんでだろ?ちょっと強面だしボディーガードになりそうだから?」



「マジか………」


少しでも期待した俺がバカだった…。
ガックリと肩を落としていると、牧野はクスクスと笑っている。


「ごめん、冗談。理由は分からないんだけど、なんか可愛かったから…かな。」
「可愛いってなんだよ。」


今までカッコいいと言われた事はあっても、可愛いなんて言われた事ねーぞ。


「嫌だったらいいんだけど……。」
「イヤ、嫌じゃねー。」


せっかく付き合えることになったのに、それをみすみす手放すなんて出来る訳ねーだろ。










**

「態々一緒に登校しなくても…。いっつも車で来てるんでしょ?」
「いいんだよ。」


デートの時間がないのなら作ればいいだろ?


彼女の家と通学ルートは調査済み。
電車に乗るためのICカードも手配させて準備万端。

早起きをして牧野の家の前で待っていた。
家を出た瞬間、俺に気付いてびっくりしてたな。


見様見真似でICカードを改札にかざし、駅に入ったものの人混みをスルスルと縫うように抜けていく牧野から遅れを取り、彼女を待たせる羽目に。


「無理しなくてもいいのに…」


ちゃんと着いてきてよと、俺の腕を掴んで人が溢れている階段を登っていき電車に乗った。

腕を掴まれただけでドキドキしてるなんて、誰にも言えねーな。


電車の中は、ギュウギュウで牧野に密着することに。


「大丈夫?」
「ああ。」


毎日こんな電車に乗って学校に通ってるのかよ。周りは男ばっかりだしよ…。
駅に着く度に洗濯機のようにグルグルと人が流れ、目が回りそうだ。


ようやく英徳の最寄り駅に着き、朝なのにぐったりと疲れきっている俺を見てクスクスと笑っている。


「はぁ、死ぬかと思ったぜ。」

「だから無理しなくてもいいのにって言ったのに…。」


学校では、どちらかと言えばツンと澄ましている印象の牧野が笑っている姿がレアで疲れなんか吹っ飛んでしまった。


「…デートしたかったんだよ。」

「じゃあ、手繋ぐ?」
「いいのか?」
「ん…。」


差し出された手に慌てて俺の手を重ねしっかりと指を絡ませた。


「なんか、道明寺ってイメージと違うね。」
「イメージって?」

「怖そうで俺様って感じがするのに……可愛い。」
「可愛いって言うなよっ!」


そんな会話をしながら駅から学校へと向かっていた俺たちは学校のみんなの注目の的だったらしい。






いつも応援ありがとうございます♪

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新連載です+.(*'v`*)+
実はこのお話、仲良くして下さっている方のお話を読んでいて思い浮かんだものなんです(*≧∪≦)
少し似たところもあるかと思いませんが、生暖かく見守ってくださいねヾ(o´∀`o)ノ


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コメント

コメント(2)
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2020/07/02 10:19 編集返信
くるみぼたん
Re: 新連載(*^▽^*)
コメントありがとうございます♪

番外編は、コメントからもヒントを頂いて結婚後のお話を書かせてもらいました(*^▽^*)
楽しんでもらえて良かったです!


多分どのお話を参考にしたのかは分からないも…
逆だったら面白いかも…
と思って考えたお話なんですよ〜。
ちょっと、つくしちゃんを振り切れてないので(^^;;

司くん…
カッコいいんですよ…ね。
その中にある、つくしちゃんにしか見せない可愛さなんだと思ってます。

Promise もね、書きたいと思ってるんですけど、中々シチュエーションが思い浮かばなくて…。
また考えてみますね!

くるみぼたん

2020/07/04 19:02 URL 編集返信
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プロフィール

くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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