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Birthday 〜 Love at first sight 番外編

つくしと紬と暮らし始めて、3ヶ月。

幸せいっぱいの俺に嬉しい知らせが舞い込んできた。



つくしの妊娠。



紬を寝かしつけて、夫婦の寝室にいくとソファでつくしがエコー写真とノートのようなものを見ていた。


「何見てんだ。」

「ん?母子手帳。赤ちゃんの成長を書きこんでいくの。」


覗き込むも、まだ貰ってきたばっかりらしく、ほとんど書き込んでない。


「なあ、これ、紬のもあるのか?」

「うん、あるよ。ちょっと待っててね!」


クローゼットの引き出しから母子手帳とやらを持ってくる。


「そういや、紬の誕生日っていつなんだ?」

「ふふっ、紬の母子手帳一緒に見ようよ。」


そこには、検診に行った日付け、赤ちゃんの体重、頭の大きさなどが書いてある。
エコー写真は、今つくしのお腹にいるやつと同じ豆粒みたいな写真から、どんどん人間らしく大きくなっていっていた。



「司、ここ見て。」



つくしに見せられたページは、産まれた時の様子。
体重、身長や産まれた時の様子などが書いてある。



そこに書いてある日付けを見て、動けなくなった。



「司の誕生日と一緒だよ。」

「マジ・・・か。」

「うん。私が、司の誕生日知った時、大げさだけど運命感じちゃった。」

「・・・だな。」


つくしをぎゅーっと抱きしめる。


「つくし、ありがとうな。」


俺の声は震えてたかもしれない。
つくしが名付けた紬は、その名の通り俺とつくしの縁を紡いでいってくれるキューピッドだった。


「司、痛いよ〜。」


ギブアップと言わんばかりに、俺の背中をポンポン叩く。


「あっ、悪りぃ。」


抱きしめていた手の力を緩めると、俺を見上げたつくしからそっと触れるだけのキスをされる。


「紬を授けてくれてありがとうね、司。それからこの子も。」


つくしがお腹をさすっている。


「楽しみだな。」

「うん。」


その夜は、つくしを抱きしめて幸せな眠りについた。


✳︎✳︎

12月。


「ねぇ、パパ〜。もうすぐママのたんじょうびだよ。プレゼントどうしようか?」


紬が聞いてきた。


「じゃあ、つくしに内緒でお祝いの準備するか。」

「うんっ!するする!!」

なににしよっか〜?
ママはねぇぴんくのおはながすきなんだよ。
つむはママのおかおかいてあげよっかな〜。


あれやこれやとプランを考えていた紬が突然大きな声をだした。


「あれっ?パパのたんじょうびいつだっけ?」

「1月31日だ。」


「えっ!!!つむといっしょなの!!!!」


「そうだよ。パパは紬と誕生日が一緒で嬉しいぞ!」

「つむも嬉しい!」


紬にぎゅーっと抱きつかれていると、カチャっとドアが開き、タマに付き添われ検診に行っていたつくしが帰ってきた。


「どうしたの2人で。内緒話でもしてたの?」

「ママ、おかえり〜。あかちゃんどうだった?」

「順調に大きくなってるって。今日ね、性別が判ったの。聞きたい?」

「せいべつ??」

「女の子か男の子かの事だよ。」

「つむはねぇ〜、おとうとがいいんだ。パパは?」

「どっちでもいいな。」



「じゃあ、いくよ。じゃーん!男の子でした。」


エコー写真を見せながら教えてくれた。


「やったぁ!おとうとだっ!!」


紬はぴょんぴょんと飛び跳ねている。

「男か…。」

「どうしたの、司?」

「紬は出会っと時にはもう2歳だったからさ。なんか不思議な感じがして。」

「ごめん・・ね。」

「何でおまえが謝るんだよ。」

「だって、勝手に産んじゃったから。ねえ、この子は司が名前付けてね。」

「おっ、おう。考えておく。」

少しずつ、つくしのお腹が大きくなってきて、まだ産まれてない子供の事を愛おしく感じるなんて、初めての感覚でどうしていいかわからない。


そんな思いを知ってか知らずか、紬がまた大きな声でつくしに話しかけた。


「あー!ママ、しってた〜?」

「どうしたの?」

「つむとね、パパのたんじょうびがいっしょのひなんだよ!!」

「そうだね。今度の誕生日はパパと紬を一緒にお祝いしようね。」

「な〜んだ。ママしってたんだぁ。」

「うん、ごめんね。ママが紬とパパの誕生日が一緒なのを知った時すっごく嬉しかったんだ〜。」

「パパにおしえてもらったの?」

「パパに会う前にね、本に載ってるのを見たの。」

「え〜、パパごほんにのってるの??つむみたい!!」


つくしが待っててと笑いながら、部屋から雑誌を持ってくる。
パラパラとページをめくり、俺の載っている所を開く。


「わぁ、パパすごいね!!おしごとのふくきてるパパかっこいいね。」

「そうだね。」



「つくし、こんな雑誌ずっと置いてたのかよ。」

「うん。だって、捨てられないもん。」

「へぇ〜、そんなに俺のこと好きなんだ。」

「うん。だって最愛の旦那様でしょ。」

「お、おまえ、夜はたっぷり可愛がってやるからな。」

「お手柔らかにね。」



「あー、パパとママないしょのおはなししてる!!きょうは、つむがパパとないしょのおはなしするんだから〜、ママはタマさんのところにいっててくれる?」

「ん?いいよ。おやつは一緒に食べようね。」

「いいよ〜。」


笑いながら、つくしは部屋を出ていった。
紬は、つくしがちゃんと部屋を出たのを確認して、つくしの誕生日のプランを話始めた。


END



いつも応援ありがとうございます!


------------
司くんと紬ちゃんの誕生日のお話でした。
紬ちゃんの誕生日、婚姻届だしたときや認知した時にわかってるでしょ…なんてツッコミはナシに
して下さいねσ(^_^;)

この番外編で、「Love at first sight 」おしまいです。
後書きを後ほどUPしますね。
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コメント

コメント(3)
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2018/06/18 09:20 編集返信
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2018/06/18 09:23 編集返信
くるみぼたん
ありがとうございます!
悠○様
つくしちゃんの誕生日に…それもアリですね^ ^
紬ちゃんは、パパがいなかった分、パパ大好きっ子です♡
将来、パパよりカッコいい旦那様見つけられるのかな。。


スリ○○○○様
誕生日編、楽しんでいただけました?
どのタイミングで、司くんが知ったらいいかなぁ…と思案しつつこんな感じになりました♡
2人目は男の子ですよ。きっと司くんに似てるんでしょうね!
PC用のテンプレは、前に変えていたのですが、ふと思い立ってスマホ用も変えてみました^ ^

くるみぼたん

2018/06/18 20:05 URL 編集返信
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