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Look at me! 15






バタン・・・

泊まらせてもらう部屋に入りドアが閉まった。


真っ赤であろう頬を両手で挟んだ。


「はぁ〜//」


道明寺とは、何度もキスをしたけど全然慣れない。
だって、彼はすごくいい匂いがするし、あんな美形な顔が近くにあると思うと緊張しちゃうでしょ?


「お風呂入ろっと。」


広い部屋が落ち着かなくて、つい独り言が大きくなってしまう。
お風呂に入らせてもらって、フカフカのベッドに転がった。 


「……お姫様にでもなったみたい。」


あたしの足元で丸まって寝ているシロ達。
一人じゃないから少し安心しだけど、やっぱり落ち着かなくて眠れないんじゃないか…と心配したんだけど、そんな心配も要らないぐらい朝までぐっすりと眠った。










ゴトゴトゴト


ゴトゴトッ
  

微かに物音がして目が覚めた。
起き上がると足元で眠っていたはずのシロ達がいない。


寝室のドアを開けて部屋を見回すと、シロが部屋の入り口のキャットドアで何かを引っばっている。


「シロ?何してるの?」


チラッとあたしを見て、続けて引っ張っていると…
引っかかりが取れたのか、スルスルと長いものが現れた。



あれ?
どこかで見た事が…。



シロはそのままそれをソファーに持っていき、その上に満足そうに丸まった。




コンコン


「はい?」
「つくし起きたのかい?」
「はい、どうぞ。」


タマさんが入ってきた。


「おはようございます。」
「つくし、おはよう。困った事は無かったかい?」


わっ、あたしパジャマのままだ。


「はい。パジャマでごめんなさい。着替えて来ますっ。」

「まだ早いからゆっくりでいいよ。
シロ、それ坊ちゃんの部屋からまた持って来たのかい?」


「さっき、キャットドアから持ち込んでました。」
「坊ちゃんが大事にしまっているのに、毎回持ち出して…また怒られるよ。」
「道明寺のなんですか?」


どう見ても女もののマフラーなんだけど…。


「どうだろね?この子達を連れて帰って来た時に、このマフラーも大事に持って帰って来てんだよ。」

「・・・・・あっ!!

「どうしたんだい?大きな声出して?」
「なっ、なんでもないです…。」


このマフラーって,あたしが公園に置いて来た物だ…。


「そうかい?シャワー浴びて着替えておいで。」
「はいっ、そうしますっ!」


タマさんに面白い子だねと笑われながら、今日着る服を選んでバスルームに入った。




あのマフラーはあたしのだ。
シロ達を見つけた時に寒くないようにって、置いて行ったもの。
大事に取っておいてくれたんだ…。


道明寺はあたしのものだって知らないと思うけど、シロ達を連れて行ってくれたのを見た時のようにほっこりとした。


いつもは朝はシャワーをしないんだけど、言われるがままにシャワーを浴びて服を着てバスルームを出ると、タマさんがベッドメイキングをしている。


「タマさん、あたしも手伝います。」
「お客様にそんな事させられないよ。それに、私の仕事取るんじゃないよ。」
「でも……」


向こうでゆっくりしてな…とベッドルームを追い出され、シロのいるソファーに座った。


「何にもしなくていいって、落ち着かないね。」
『ニャァ〜』


あたしの横でお腹を見せて、撫でてもらうのを待っている。


「ふふっ、ありがと。」


シロのお腹を撫でていると、ゴロゴロと喉を鳴らしながら身を任せてくれている。


「シロはあたしの事覚えてくれてたの?………って、そんな訳無いか。」
『ニャッ!』

「ふふふっ、会話してるみたいだね。」


クロとミケもあたしに懐いてくれてるんだけど、シロは特に懐いてくれている気がする。
コトン…と音がしてクロとミケが部屋に入って来た。


「クロ、ミケ、おはよう〜。」
『ニャ〜!』


二匹もあたしの声を聞いてソファーの上に乗って来た。
三匹に囲まれて朝からなんか幸せだな。 


ベッドメイキングを終えたタマさんは、朝食が出来たら呼びにくるねと言って、交換したシーツを持って部屋を出て行った。







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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
ホンワカと温まるハッピーエンドのお話をお届けできれば…と思ってます^ ^

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