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雨の日に 〜side Tsukasa

雨が降っている。



時計をちらっとみて、ポケットから携帯を取り出し、電話をする。


NYから日本に支社長として帰国。
4年間、牧野も待っていてくれ、帰国してからは2人の付き合いを深めていく。



ある日、あいつが雨の日は苦手だと言っていた。
高校生の時の別れを思い出すそうだ。



それ以来、雨が降ると電話を掛けたり、夜中になっても出来る限り、あいつの所に行って抱きしめて眠るようになった。



電話の向こうの牧野は、案外元気そうだが油断ならねぇ。
しょうもない事をグダグダ考えてないといいんだが。。





今日は、夜にあいつと会う約束をしている。
仕事を急ピッチで終わらせ、待ち合わせ場所に向かう。



今日、ここで待ち合わせしたのはプロポーズする為。
雨なのは予定外なんだが、これ以上待ってられない。



バラの花束を持ってリムジンを降り、牧野の前に跪いてプロポーズをする。


プロポーズの言葉に固まったあいつ。

俺じゃダメかと聞いても、釣り合わないとか言ってやがる。
まだババァが反対してると思ってるし。


おまえは、いったい何を見てたんだ?

日本に帰ってくる度に、ババァは牧野を仕事で連れ回してただろ?
おまえの顔を売っておく為だとは思わなかったのか?


ババァが反対してない事を伝えると、ようやくOKをもらえた。




はあぁ、やっとだぜ。
帰国直後はプロポーズしまくってたんだが、牧野が尻込みしてる姿を見て、あいつが納得するまで待とうと思っていた。

「司さん、いつになったら牧野さんと結婚するのですか?貴方にその気が無いのなら、彼女に私の秘書になってもらいますよ。」


NYに行った時に会ったババァの一言に焦った。

ゆっくり待っていられなくなった。
日本に戻って、牧野と会うためにスケジュールを調整する。
色々場所や演出を考えたが、時間がねぇ。



恵比寿ガーデンプレイスで待ち合わせ。
初めてデートに誘った時に待ち合わせた場所。


牧野の左手の薬指にエンゲージリングをはめる。
大きな石のリングはあいつが嫌がるから、小さいけどクオリティは最高級の石をチョイスしている。
日本に帰国する前に準備してたが、ようやく牧野の指にはめることが出来た。



ババアがきっかけってのが、若干腑に落ちないが、偶然とはいえあいつの嫌いな雨の日に、2人の新しい一歩を進めることが出来た。


END



いつも応援ありがとうございます!

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司くんサイドのお話でした。
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コメント

コメント(3)
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2018/06/21 19:40 編集返信
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2018/06/21 19:59 編集返信
くるみぼたん
ありがとうごさいます(*^▽^*)
悠○様
楓さんはNYですからね。
つくしちゃんが自分の側を離れて行くなんて司くんにとってはあり得ませんから(笑)

スリ○○○○様
恵比寿ガーデンプレイス、司とつくしにとってはHappy な場所だけど、晴と音にとっては辛い場所ですね。
司くんも、つくしちゃんを思うばかりに慎重になり過ぎてたところを楓さんに発破をかけてもらいました(≧∀≦)
「Doubt 」のつかさくん、期待し過ぎずに楽しみにしてて下さいね(^o^)/

くるみぼたん

2018/06/22 08:19 URL 編集返信
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くるみぼたん

Author:くるみぼたん
花男の二次小説にハマり、思い浮かんだ妄想を書いてみることにしました。
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